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2011年12月31日土曜日

趣味の世界〜2011年からブログ創設〜

今年は東日本大震災に始まり、大型台風や超円高など大変な1年だったように思います。 

被災された方には改めてお見舞い申し上げます。

趣味の世界として、今年を振り返って見ると、項目別には以下のようになります。

1)オーディオ
1月15日、昨年10月から作り始めたEMISUKE DAC 4399Q2が鳴り始めました。

作り始めた時には、なんでこんな事を始めたのか、本当に出来るのかと心配と後悔をしたが、運良く完成出来ました。 
 
旭化成エレの佐藤さん(AK4399の開発者)とはひょんな事でメールのやりとりがあり、できたら一度お聞かせすると言っていたが今に至っています。

そのあと、ウッドホーンを作りたくなって、やるなら2インチホーンだと。
  
山本音響さんなどが販売されている横幅の広いタイプは、工具を持たない素人には無理と初めから諦めて、新井先生の本にある小型の高音用のホーンの製作方法を拡張して、体積比では約8倍のfc=290hzのホーンを製作。

途中で、ウーファーがいるぞということになり、九州在住の方のお世話で、長岡先生の古い本をお借りして、設計の出ている30cmバックロードホーンを作りました。

ウーファーにバックロードホーンはあわないという話もありますが、私はバックロードにこだわりました。

ネットワークは金田先生の設計に沿って、コイルは自作で6db/octのネットワークを自作。

スピーカーはウーファーはFW305を使用、スコーカーとツイターはBMS4592ND(同軸)を使用し、11月から音を出しています。

ネットワークの構成の段で、JBLの高級機には標準装備となっている、チャージカップルというバイアス方式も採用しました。

来年何をやるかですが;

①ウッドホーンの固定・受け座の製作とネットワークのケース収納。

②USB DDCのノイズ対策が無線と実験に出ており簡単そうなのでやってみる。

③アンプがそろそろボケテきているので、メインアンプを更新する。  
黒田 徹先生の「実験で学ぶトランジスタ・アンプの設計という本と付属キットを購入しており、1石→2石→3石→5石→7石→9石→11石と部品配置を変えればそれぞれの設計でアンプ動作を確認出来る。  
11石では15wでTHD0.01%以下の低歪率が実現できるようです。

あとはどれだけ時間がとれるか次第ですね。

2)テニス
今年はあまりやらなかったが、それでも30-40回×3セットはやったでしょうか。  保土ヶ谷のレニックスhttp://www.lnix.co.jp/というクラブで専ら家内と一緒にやっています。

早慶理工庭球部OB戦にはポイントゲッターとして(自分で思うほど皆はそう思っていないかも・・・)、10年ほど出場していますが、今年は途中で足を痛めてリタイヤと残念でした。

3)囲碁
オーディオ自作の機会増加と共に、減ってきましたね。  

会社関係マンションの同好会、テニスクラブ以外では昨年は宇宙棋院で毎土曜日やっていたのですが。  従って腕前はのびません。

4)旅行
5月テニス合宿は行けずでしたが、夏は利尻礼文、秋には信玄公菩提寺恵林寺から山梨ワインセラー(テニスの仲間とバス旅行)と香嵐渓に行きました。  

5)絵画観賞
モネを見に行っただけですか。  
その後、「日本の美術館ベスト100ガイド」なんて本も買って、鑑賞記もと思っていたのですが。

来年もよろしくお願いします。

2011年12月29日木曜日

3Way ネットワーク(アッテネーター調整とチャージカップル回路実装)(3)

12月は良く首都圏以外に行きました。  

景気が悪いので来年もよろしくお願いしますとご挨拶に、仙台、名古屋、大阪2回ですか、懇親会(忘年会)も多かったな。

やっとネットワークの改良?を再開です。

回路はこんなもの・・・ 

アッテネーターの変更と、チャージカップル回路の追加ですがRはすべて値が変わり、Cも分割する事になるので、基盤から全面変更です。

チャージカップルの2チャンネルの記事を見てゆくと、2002年4月16日にJBL4425mk2の回路についてJBLに問い合わせた方がおられて、その時のJBLの返答を書かれています。

そのまま以下に引用すると、

「お問い合わせの件、チャージカップルの回路についてですが、これはHFのネットワーク回路内キャパシティーにバイアスをかけて信号通過時の歪(実際は顕微鏡的な部分です)を生じさせないように考案されました。  回路上では電流はほとんど流れないように設計されています。  キャパシティーの種類はフィルムタイプを使用しております。  抵抗はセメントタイプです。  回路定数は公表しておりません。」

抵抗値ですが、ネット上で調べるとJBL Poject EVEREST DD66000のマニュアルが見つかりその中を見てゆくと2.2MΩを使用していることがわかりました。  でもこのあたりでは1Mも2.2Mも変わりませんからIMΩとしました。 

なおマニュアルには、「電池が切れても音は聞こえるが新しい電池に交換したあとには、バイアスネットワーク回路の歪低減効果を実感されて驚かれることでしょう。」と書かれてあります、期待しましょう。

電池は9Vを1個使用、同一電池からスコーカー、ツイターに供給してよいのかという議論もあったようですが、ほとんど電流が流れないので無視できるでしょう。 JBLも電池1個ですが、最新の設計では100Vを整流して9Vを作っているようです。

基盤上のR、C、電池はこんなところで(配線前ですが)です。  電解コンデンサーは一応オーディオ用で、私の自作DACの出力側にも同じのが載っているので、ネットワークでも許されると思っています。




新しいネットワークで聞いてみました。

アッテネーターを変えたので、スコーカー、ツイターがウーアーと同レベルに持ち上がったのがよくわかります。

最初はバイアスをかけずに、Saving all My Love for You(by Whitney)を聞いてみました。

次に、バイアスをかけてみると何かもう一つクリアーな、ダイナミックレンジが広がったような気がします。

簡単な回路なのでみなさんも試されてはどうですか(一応自己責任ですよ)。

なおこの回路設計はJBL社が特許を持っており、自作以外ではJBLを聞くしか方法がないので、この辺が自作の醍醐味ですね。



2011年12月23日金曜日

大阪駅前の中古CDショップ

昨日は、朝5:15に家を出て夕方まで大阪で年末のご挨拶まわりでしたが、お昼休みに時間が少しあったので、大阪駅前第1ビルB1FにあるDISK JJに。

2年ほど前に偶然に見つけた中古CDショップで、クラシックもありジャズもあり、ルービンシュタインのショパンコレクション(11枚)もここで見つけました。

いつもどおり、3枚ほど求めて、店を出てふと横を見ると、なんと1軒おいてもう一つCDショップが。

聞いてみると4月に少し離れた所から店を移られたとか。

なかに入ってみると、ほとんどクラシック専門のお店のようです。  Waltyという名前のお店で、楽器別に、かつ作曲家別にキッチリCDの仕分けがしてあり、ダイヤトーンの3 Way(ds-2000)で良い音がなっていました。

高校時代に何回聞いたか分からないサンソンフランソワですが、今も持っているショパンピアノソナタ(LP)ではなくワルツ全集(CD)をさらに1枚求めてきました。

また大阪出張に楽しみが増えた感じです。

2011年12月18日日曜日

3 Way ネットワーク(チャージカップル)(2)

埼玉に行くついでに、秋葉原に寄りました。  

ネットワークの変更(アッテネーターの定数変更とチャージカップルへの変更)のための部品選定と、例によってダイナミックオーディオによるためです。

ダイナミックオーディオでは、朝10時と早く着いたのですが、秋葉原の常識とは離れて既に店は開いており、見慣れぬスピーカーをつなぎかえの最中でした。

聞けばALTECのバレンシアで、「見た目では中は38cm同軸ですか」とうかがえば、そのとおりとの返事でしたがネットで調べるとウーファー+ホーンのようですね。  

LinnのCDとCAT某・・・6550が片CH8本! のメインアンプで聞くことが出来たが、JBLとは違ったALTECの深み・渋みのある音でボーカルを聞くことができました。

チャージカップル回路では、コンデンサーを購入するのに一苦労。 

というのも、通常の容量の2倍が必要、何故なら直列に分割するためです。

オーディオ用マイラーで10μFは無いのですね、あるいは天文学的に高いようです。

しかしよく考えると、両極性は必要ないのですよね、というのも±に振れないようにする為に、バイアスをかけるわけですから。

オーディオ用でも安い電解コンデンサーを選び始めると、店の人が怪訝な顔をしました。 

無理ないですね、こんな条件でネットワーク用コンデンサー選びをする人は初めてでしょうから。

ついでにというか、いつもの悪い癖で東京ラジオデパートの地下で、リチュームイオン電池のジャンクを購入。 

なんと7.2V(1,750mA)が5本、800円で入手、全部使えるとは限らないからと思って買ったがメインアンプ用や色々使うためにはもっといる事があとでわかった。

充電器をまた作らないとね。

(2011年12月23日追記:調べた結果、リチュームイオン電池の充電器自作はリスクがありそうなのであっさりとあきらめることにしました)

2011年12月11日日曜日

3 Way ネットワークについて(チャージカップル)

まだ9月17日のブログの表の修正が出来ていませんが、ネットワークの設計でfc=290hzのコイルを巻こうとしたが、Lが設計通り出なかった。

原因は定性的には分かっていて、(まだ計算をしていないが)コイルの線長を計算するのに、コイルを巻くほどコイル内径が大きくなる事を計算上無視しているために大きな誤差が出ています。

そのうち表を修正するとして、追製作される方が困られないように、事実のみ報告しておきます。

さて、ネットワークとしては、レベル調整をするのですが、そのほかにJBLのネットワークで使用されている、コンデンサーへのバイアスに興味があり調べてみました。

まず、「チャージカップル・リニアディフィニション・ネットワーク回路」という名前があって、国内でも7-8年前に色々議論がされている事がわかりました。

2チャンネルをお嫌いな方は、駄目でしょうが以下のサイトに載っています。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1017153530/

コンデンサーへの印加電圧が+ → 0 → ー と変わる瞬間に、多分非線形歪がおきるよね、ト言えば誰でもそうかもしれないと思いますよね。  

これを防ぐ為に電池でバイアスをかけるというのがカタログの説明です。
http://www.harman-japan.co.jp/jbl/hifi/4365/

推定したように、コンデンサーを2個直列にして、その中間に9V程度を電池で印加し、電池側には交流成分が分流しないようMΩを直列に入れるようですね。

簡単なので試してみようかと。
どなたか既にお試しの方は結果教えてください。

2011年12月10日土曜日

3 Way スピーカーの測定(2)

マイクコードを購入して、実際にスピーカーを聞いている位置から測定をやりなおしです。


前回の測定のような右下がりの傾向はなくなりました。 

理由は前回のマイクの向きと、ホーンスピーカーの軸には多分45°近い軸ズレがあったが、今回は視聴位置なのでホーンの軸と向きがあっているためでしょう。

しかしウーファー( 〜430hz)とスコーカー(430〜6300hz)、ツイター(6300hz〜 )にはレベル差があるようです。特に100〜200hzの山は気になります。

3スピーカーのレベル差は抵抗値変更で微調整が可能で、アッテネーターの出力インピーダンスがが、初期設計と多少変わることを無視すれば、ウーファーに対して能率の良いスコーカー、ツウィターにかませてある分圧用抵抗値を大きくして分圧分をあげれば良いと思います。

でもウーファーの100-200db間の山はどうしましょうかね。
聴感上はわからないし、音全体は慣らし運転も進んだせいか素晴らしくなっているという感じなのにしゃくですね。

2011年12月4日日曜日

3 Way スピーカーの測定

BehringerECM8000というコンデンサーマイクと電源と変換コードを、通販で求めたところまでが前回のご報告。  

本日朝から、My Speakerというソフトをサイトからダウンロードしました。

測定のためのマイクは専用のスタンドがないので、例によってビニールテープでカメラの3脚に固定しました。  




写真はファンタム電源部に、マイクを直付けしたところです。



スピーカーから40cmほどの至近距離に設置しました。  

というのも、マイクの出力レベルがコンデンサー型の為に、6db程低いということも聞き、外来雑音を外すためにも近距離のほうが良いといいう事のようです。

新井悠一先生の「高品位スピーカーシステム」にMy Speaker以外に合計4種類のソフトを使用したオーディオ特性の測定方法が記載されており、ダウンロード開始から1時間程でとりあえずグラフに、出力がでましました。



ソフトはお試し期間(無制限)ながら、上記グラフのように周波数特性の重要な部分に表示が出てきてしまうので、早くレジスターをする必要があります。

スピーカーから40cm地点ではウーファーとホーンのどこにマイクを向けるかで、特性が異なるでしょう。

たった3ー4回のトライアル(右側スピーカーのみですが再現性有り)ですが、ウーファーとスコーカーのクロウオーバー430hzの前後で、低音部分70-200hzが430-3khzより数db高いのは、バックロードホーン(BF)の効果もしれません。

というのも、アッテネーターの設計には、118db(中高音)ー95db=23dbとしたが、ここにはBFの効果+3dbを無視していました。

一方4khz以上が中域と比較して20db程落ちているのが単にツイター部の指向性によるものか、他に原因があるのか、このあたりをこれから調べてゆきます。  

聴感上そんなに落ちているのかな?  それなら私の耳の方が問題?  ただ私の耳の高さとマイクの高さは違うね。 マイクセッティング一あたりに耳を持ってゆくと確かに高音がぼやけた感じに聞こえる。

マイクのセッティングはたしかに上をむいているので、ウッドホーンが多少上をむいていることとあわせると、ウッドホーンの中心軸方向から大分ズレテイル可能性を排除できませんね。


マイク入力には、DELL PC DimensionC521の内蔵ボードをそのまま使っているが、この高音域特性も怪しいし、何が原因かは切り分けに手間取りそうです。

2011年12月3日土曜日

ウッドホーンの設計図面

今回BMS4592NDを装着した、2インチスロートウッドホーンの図面を以下に示します。
ついでに、次回作るならば、このあたりを気を付けて作るという反省の箇所も付け加えます。

なお、制作費はソフトメープル21mm厚の集成材の場合で、片ホーンあたりスロートアダプターを入れて46、000円程度です。  市販の2インチ用ホーンは相当かかりますから安くできました。

皆さんが良く見られるウッドホーンは横長の設計が多いですが、上面と下面のホーンの曲線を作るには相当の鉋がけが必要で、電気鉋でないと無理ではと思います(やったことはないですが)。

一方本報告の構造は、曲線を作るのも(正確には11辺の直線で擬似曲線)、全て東急ハンズで加工を頼むのでこの手間はありません。

最初に、11片×4個の設計図の左半分を示します。  大きいので2分割して次の写真②と両方で全体を示します。

写真①を示します。

写真中右下に①というドライバーユニット側の木片の平面図がそのあり、その左横が側面図です。

以下その上の図面が木片②、③・・・となりますが、写真の関係で次の写真に移ります。



この写真②は、上の写真の片側半分です。


このホーンの短所は、4枚のホーンを構成する板の接合部をピッタリト合わせることがなかなか難しいところにあります。 

上の写真③をご覧いただいて、これは美しくないと思われればこの方法は取らない方が良いかもしれません。

写真に見える板の接合部の隙間を縮めるには、写真①、②で示した木片の寸法を調整すれば1-2mmの誤差まで追い込めるかもしれません。

それには数組み製作しないと良いかげんのところが分からないでしょう。

私は自室で、ほとんど私だけが楽しんでいるのでこれで良しとしました。



写真④には、ホーンの側面図を示しました。 

なお写真④で示した右端にホーン側受け板と、スロートアダプターが付きますが、図面上にはありません。


写真⑤には、スロートアダプター(左)と、ホーン側受け板を示します。 

左右2組みずつ必要です。  左側のスロートアダプダーは上面の開口部は真円ですが、反対側は正方形になります。

右側のホーン側受け板は、片面はスロートアダプターにピッタリサイズを合せ、反対側はホーンの形状にあわせてなめらかに加工しました。  どうしても1-2mmの狂いは出てきたので。

ホーンの中や、側面を手で叩くと、根元に近いところはコツコツという音で共振はしそうにありませんが、外縁はコンコンと音がして、多少は別として、多分共振の原因になると思われます(使って見て共振しているようには思えませんが)。

現在、測定用マイクを調達中で、周波数特性と共に共振につていも測定し、問題があればデッドニングするつもりです。 ← 2012年3月現在、問題は発生していないです。

秋葉原の小泉無線で聞きましたが、鉛テープ位しか良いものがなさそう?  

少し軽くて効果があるかは分かりませんが。



30cmバックロードホーンウーファーについては、長岡鉄男先生の「オリジナル・スピーカー工作45」のP162の設計をそのまま使いました。 

世の中では、フルレンジは別としてウーファーにバッククロードホーンは合わないとという事になっている?  

でも私の部屋ではフロントロードはまず奥行が無理なのでバックロードでチャレンジします。

皆さんと同じことをしても面白くないですよね。

なおこの図面(バックロード30cm)にはミスプリが1箇所あり700mm→500mmとなっており、東急ハンズでも誤って切断されてしまいました。  スピーカーの裏板なので、張り合わせて使っています。

販売された本の図面は、HPへは掲載はできないルールですが、もし必要な方はお申し出くださればお送りしましょう。

そうこうするうちに、コンデンサーマイクECM8000(Behringer)が届きました、

が、なれないもので電源と、I/Fコードは一緒に頼みましたが、更に延長コードが必要なようで、週末に測定をするのは難しそう。。。。


2011年11月27日日曜日

香嵐渓の紅葉

先週末に紅葉を見に行ってきました。 

横浜からではバスツアーとして最も遠いところ(日帰り)だそですが、紅葉真っ盛りの良いタイミングに行けたようです。


とんでもないほど、バス停には人が多かったのですが、もみじも4、000本だとか多いですね。

場所も広く、少し歩くとゆっくり出来る空間があり、3時間もいたのですが大変楽しめました。


でも、名古屋のすぐそばなので、高速道路が混む時期は週末ではなく、平日に本当は行きたいところです。

まだフルタイム勤務の身なのでもう少しあとですか。



友人にも進められる、もう一度行ってもいいなと思える場所でした。

2011年11月26日土曜日

3 Way スピーカーの音を鳴らしてみる(2)

あまり、ゆっくりと座って聞く時間が無かったのですが、とりあえず音には満足しています。

やはりオールホーンだけあって、ジャズの特にサックスなど木管・金管楽器では、一般的コーンスピーカーの音をはるかに凌駕しますね。 

ある時期、モニターオーデイオや、ダリなど買おうと思いよく聞きました。

その反面、ピアノのソロ、クラシックでショパンなどではあまり差を感じないかな、とも思ったがルービンシュタインの古い録音では、もう一つでしたが、比較的新しいブーニンのCDをPCにいれたソフトでは改善が見られます。

I-Tunesでインターネットラジオのジャズを聴きにゆくと、ほぼ無尽蔵なソフトがありますね。

ジャズを久しぶりに聴きたくてなって、中古のCDを買いあさっているところです。

ソニーロリンズやオスカーピーターソンのCDに加えて、クリフォードブラウンとか、マイルスデイビスのCDも越谷で安く買えました。

帰りに、秋葉原のダイナミックーディオによると、オルトフォーンのカートリッジ、シェルしか見えなかったが、SPUGTでしょうか、アームはSME3009でスピーカーがJBLS4700で軽快なジャズを奏でておりました。

家に帰って、聴き比べるところでは、中高域はまずまずでしょうか(互角かな?言い過ぎか)、はじめはウッドホーンそのものの鳴きがあるのではと恐れたが、これはいまのところ全く感じられませんね。

低域は差があるかもね うーむ。

JBLの38cmウーファーは歯切れが良いですね。  こちらは、30cmですが、バックロードホーンなのでキレはよいはずだが?  特性を調べてみたくなりました。

バックロードホーン側で、まだやれていないところは、ウーファーのバック側音道の最初の反射位置に適量の吸音材を入れるべき事をしていない。  

あるいは、反射位置の形状を45度角にして、理論上は定在波が起きないようにする方法も考えられます。
一方、BMS4592NDは期待通り、あるいはそれ以上で大変満足しております。  

なんて言うんでしょうね、 いい音をサット出してくれているんですよね。

ただし、ウーファーとの音量差は23dbでもあり、「オーディオ懐古録掲示板」では諸先輩からは、アッテネーター(ここは抵抗の意味)でつなぐのは無理があるといわれています。

それをとりあえずやっているので、もっと本当は実力があるのかもしれません。

いずれ、チャンデバとマルチアンプを使いたいので、その時わかるのでしょうか。

ところで、調べているうちに、JBLの高級機では、ネットワークコンデンサーに電池でバイアスをかけているのですね。 どういう回路なのかしらね、興味が有ります。

かけっぱなしでは、ボイスコイルが中心から移動するのでCを2個直列にして双方に反対にDC電圧をかけるのでしょうかね?  そのうち試してみます。

輸入業者の信用出来るところにお願いできれば個人輸入も難しいことはありませんね。

2011年11月20日日曜日

3 Wayスピーカーの音を鳴らしてみる

本日朝から、横浜東急ハンズ→秋葉原→東急ハンズと移動し、夕方4時頃から残りの作業に入りました。

秋葉原ではダイナミックオーディオの3Fに行ってみましたが、JBL4365がLinn Majik ds-1を使用して鳴っておりました。

クラシックピアノでは、38cmウーファーの低音が良く、ジャズになると9800と同じミッドホーンがきれいに、きらびやかになっていました。

当方はemisuke dacとフォステクス30cm、ただしめずらしい長岡先生設計バックロードホーン+BMS同軸ホーンドライバーユニット+ウッドホーン(オリジナル設計)です。  

皆さんは長岡先生といえば、フルレンジのバックロードホーンを良くご存じでしょうが。

どうも、世の中の普通とは反して天邪鬼なところは、私と同じかもしれないですな。

視聴後、「自作しているが、この音を狙いたいですね」と言ったら、いや自作をするならもっと上を狙ってくださいと言われました。  相手は百万円を超える3 Wayです。

「今、ウッドホーンを最終調整中だ」と話すと頑張ってくださいとエールをいただきました。

ネットワークの配線は空中配線あり、線の継ぎ足しありのバラックですがともかく音を出したいので最後まで進み、9時過ぎに鳴り出しました。


ウッドホーンがウーファーにかぶっていますが、ウッドホーンがそのままでは上を向いてしまうので、今はこうしてテストしています。  

出来るだけ早く、専用の置き台を作ることになります。



ウーファー上にチョコット置いた、ウッドホーンとネットワークのバラックです。  

最初、ルービンシュタインのバラード#1をかけたが、エッ この程度なの? と思ったが、聞いてゆくうちに、やはりP650バックロードホーンとは違う広さ、深さが見えてきましたね。

マンションの11Fで夜も深けてくると大きな音が出せないので小さな音ですが、展覧会の絵やナットキングコールのスマイル、ホイットニーヒュウーストンなどでは、良い音の予感がしますね。

もう少し時間をかけて、点検調整をすることになります。


2011年11月19日土曜日

3 Way スピーカー用ネットワークの製作(2)

購入したCとRと自作のLをどう基盤の上に載せようと考えたが、基盤が小さすぎるので少なくともLは無理ですね、無理はしないっと。

スピーカーを作った木片から適当なものがないか調べたらありましたので、Lは木片に載せることに、、、基盤プラス木片の上でネットワークを作ってゆくこととします。



写真は上の基盤の上部が高域用HPFのRとC、下部が中域用BPFのRとCです。

下の木片上真ん中の小型Lは中域用BPFの高域カット用L、右側の大型Lは低域用LPFのLです。



バラックでまず組んで見ましたが、上のような形になります。

まずどうして、木片の上に固定すれば良いかまだアイディアができないので、テープで固定してあります。  

アクリルのコイル外枠に穴をあけて、基盤にとめるつもりでしたが、銅線を巻いてからあけるのはマズイネ・・

アクリルって加工が大変だったんだよね。

ネットワーク内の配線は、ある程度の太さがいると考えたので、配線は固くゴアゴワしていてスマートには曲げられません。

抵抗の個数が足りないだの、配線材料が不足、考えていなかった端子がいるななど、いつも思ったように終わらないな〜 

明日は足りない部品調達に、横浜東急だけでは足りず、秋葉原にも行かないとな〜あ。。。

ウッドホーンの製作(14)

ドライバーユニットを取り付けようと思ったら、M6ボルトがついていない事に気づきました。 日本製ではなくドイツ製なので、当然かもしれず買いに行きたいが、本日は外は暴風、雨なのであすにします。

とりあえずスロートアダプターは左右ともホーン本体に取り付けました。
取り付けは木ネジで行うが、皿穴をあけて、木ネジ自身が埋め込まれるようにしてこちらは作業が終わりました。


ところで、反対側の板をイメージしてください。  相手はドライバーユニットですが、M6ボルトで固定するとして、ボルトのヘッドがやはり埋め込まれないと、上の写真のスロートアダプターと密着しません。

ところが、東急ハンズで入手できるM6ボルトのヘッドは10mmΦ位ですが、私のハンドドリルではドリルの歯は10mm径まであるが、チャックがつかむのは残念ながら8mmがやっとですね。

もしワッシャーを入れるとすると14mm径の穴が必要で、ここは再び東急ハンズにお世話になろうと言うことになります。

本日の、ホーンの加工はこれ以上できないので、ネットワークの方を完成させます(といっても出来るところまで)。


2011年11月14日月曜日

ウッドホーンの製作(13)

やっとドライバーユニットBMS4592NDが到着しました。  



今月は、11日、土曜日=高等学校同窓会幹事、日曜日=早慶理工学部庭球部OB戦と忙しかったのですが、合間に秋葉原の小泉無線にいったりして、ネットワーク用、抵抗とコンデンサーを求めてきました。

あとは、部品を組み上げるだけのはずです、何か部品をわすれていなければですが。  

どこかで、BMS4592はM6ボルト3本で固定と書きましたが、現物を見ると正しくは4本締めですね。


2011年10月30日日曜日

ウッドホーンの製作(12)

スロートアダプターが予想より簡単につくれそうなのに気を良くして昨日から、今日にかけて4-5時間で、板-①と板-②の加工を終えて、板-②をウッドホーンに仮固定をしてみました。

どう固定しようか、接着剤では弱すぎそうだと考えていたのですが、結局木螺子を使う事にしました。 当面、隙間はラバーか何かを、東急ハンズで見つけて使ってみて、全体に問題なければ接着することにします。


仮装着してみると、意外にしっかりした感じで、完成が現実的になってきたなと感じます。



ホーンに板-②をとりつけ、前に左側、板-①と、もう一つのホーン用の板-②を置いた写真です。

この板-①(スロートアダプター)の裏面にドライバーユニットを取り付け(BMS4592はM6ボルト3本のはず)、前面を後ろのホーンに合わせて使用します。

BMS4592は、Assistanceaudioという、BMSの米国販売代理店に輸入代行業者経由発注手続きをしている最中です。http://www.assistanceaudio.com/assistance_audio_bms.html

本当はドイツに直接発注するほうが、良いのでしょうがドイツでEU建てで輸入代行をしてくれる業者が簡単に判らなかったので米国経由とします。

それにしても、DACがあると、ユーチューブからそのまま、PC上に画面を映しながら、音楽も聞けてしまうのですね。  

Whitney HoustonのLive in SouthAfrica 1994という2時間ものマンデラさんも出てきますが、大変すばらしく、ホーンが出来てからあらためて聞いてみたいですね。  

PCでお気に入りに入れるといつでも聞けるから。

さて、完成までに残る事は、

①ネットワークの完成(片CHのコイルを巻くこと+CとRの調達)
②ドライバーユニット調達とセッティング

でしょうか。  

ウーファーの上にどう固定するか、地震があった時にも落ちないように、安全を保つ為にどう固定するか。

次は、マルチアンプに向かうか、あるいは義弟がやっている5.1CHに行くか、少し考えてみます。

こういう、計画の段階が一番楽しいんですよね。

2011年10月29日土曜日

ウッドホーンの製作(11)~スロートアダプター~

ウッドホーンのドライバーユニットはBMS4592NDを使用します。
2インチの丸い穴から出てくる音を、四角に音道の変換をして、ウッドホーンに繋ぐ部分をスロートアダプターと呼びます。

部品としては; ① ○ → □ の変換 と、これをウッドホーンに取り付ける、 ②受け側の部品、  が必要です。

①も、②も精度を上げたい部分なので、板の切断、丸、四角の加工は出来るだけ東急ハンズにお願いすることとし、どうしても頼むのが難しそうな事だけ自分で加工をしました。 

①、②の2枚の板にM6のボルト穴4個(6.5Φ)にボルトを装着して2枚の板を合わせると、2インチの丸穴と51mm四角穴がピッタリとあいます。  

自分で板を切って穴を開けたら絶対こうはいきません。  変な所に自信ができましたが。



自分で加工するところは丸から四角への変換部分でこれは数値的にどうしてくれと頼めません。

丸穴のほうに四角の穴のへりを鉛筆で線を引いて、その線を目当てに、丸穴 → 四角穴をやすりを使って加工します。

上の写真の下の板がスロートアダプターで元々51mmの丸穴を空けてもらったあと、右上にあるおもに丸やすりで表側が四角になるように加工しました。

この板の下にある板は、ウッドホーン側に固定されますが板厚は20mmで表面は51mm×51mmの四角の穴ですが裏面はウッドホーン入口を実寸で測り(おおよそ55mm×55mmですが左右で微妙に違う)、それにあわせて開口部を斜めにやすりで削ります。

最終的に①と②の2枚の板は6mmφのボルトで接続します。



この写真はスロートアダプターの拡大写真で、写真のいんえいから、丸から四角への変換状況が見えると思います。  

加工は、DAC経由、PCでユーチューブからホイットニーヒューストンを聞きながらの加工で、だんだん音が大きくなって、時々妻に注意されます。

オリジナルの設計は、新井先生の「ホーンスピーカーの設計製作法」のP48などにあり、板厚25mmですが、手持ちが20mmなのでそれで作りました。  大きく性能に影響はしないと思います。
(根拠は?・・・・)

片側のウッドホーンは口元が少し不揃いで、②の板を乗せると少しがたがたするので、鉋で出来るだけ平面に加工します。


例によってマンション11Fのベランダです、今日は天気が良く気持ちがいいです。


2011年10月22日土曜日

田中伊佐資さんの本「ぼくのオーディオジコマン開陳」

BMS4592をお使いの田中さんが無線と実験のListning Roomに登場され、ご自身が宣伝されているのを見つけてアマゾンで買って一週間で読みました。

最近私も、こちらにはまって、テニス、囲碁などが少し疎かになっていますが、世の中には尋常でないはまり方の方々がおおくいらっしゃるのだなと思いました。

本のおもて表紙と帯に書いてあること(書名と作者名以外)を全て書きますと、

ドスント来るサウンドを求めて全国探訪
「月刊ステレオ」の人気連載、待望の書籍化
地球上で最高最上の「いい音」を出したい!!
アホでモンスターな音をだすことに命をかけた男たちの悪戦苦闘記
登場人物93人!
掲載写真350点!
突撃 オーディオ部屋訪問で業界騒然!

「マイ柱上トランス」が設置されると聞いて現場に行ってみた

トイレの照明スウィチだって、音に影響するのは本当か?

五味康祐のオーディオルームはいまどうなっているのか?

ジャズ・スポット急ぎ旅~東北・北海道&九州編

真鶴で遭遇した二つの超巨大スピーカーに度肝を抜かれる

茨城&関西「ダブル・ウーファーズ」を巡るこってり濃厚一日

完成したスピーカーは一本二百五十キロ。十万円の運賃をかけて到着


・・・・・これからはまりたい方、是非お読みください。 2200円+税です。・・・・・

2011年10月15日土曜日

3 Way スピーカー用ネットワークの製作(1)

3 Wayシステムを300hzと6.3KHzでクロスオーバーさせるためには、ウーファーのLPF(Low pass filter)用に4.27mH、スコーカーウッドホーンのLPF用に0.203mHのインダクタンスが必要で、空芯コイルで設計した場合のサイズを9月のブログに示しました。

そこで、実際に作ってみてインダクタンスを測ってみたら合わないの。  

なんでだろうと思って調べたら、9月17日の表作成のもとの計算に誤りがあり、実際はもっと長い線が必要なことがわかったのです。  

失礼しました、お粗末ですが、本日表を修正しました。

再計算の結果10.25mの1.2mm径線を巻けばよいこととなったが、多めに巻いて、測定し少しずつ0.203mHに近づけることとした。 

コイルは1.2mm銅線でも結構固く、1列目はキレイに巻けても2列目以降はもう適当ですね。
手巻きでは整列まきは無理です。


最初、13mの被覆銅線を束にして、キンクが起きないよう気をつけながら写真のアクリル製のドラムに巻きつけ最後は平帯型のゴムバンドで仮固定します。

そこでインダクタンスを測定し、少しずつ銅線長を縮めてゆきます。

1回目 13m長で、L=0.257mH
2回目 △1.06m長で0.224mHで△0.33mHとなったので、あと△0.21mHとするには、単純に比例計算すれば、長さを0.67m縮めればよい。

実際は0.6m縮めて、0.204mHとなったが、もう誤差の範囲なのでこれで良しとします。

ただし、元の計算式との誤差(10,25mで良かったはず?)についてはどこかで原因の解析が必要ですね。


なおコイルのドラムなる、アクリル板と胴の部材はいずれも東急ハンズ横浜で購入しました。 

最初自分で切断加工するつもりで、鋸で切っても簡単にゆかず、再度持ちこんでカットしてもらいました。


ゴムで仮固定をしたままで済ますわけにゆかないのでどうするかです。 
 
話によれば、コイルが唸りだすこともあるそうで、何か溶剤、接着剤で固形化するのがよいのかもしれないが、被覆をとかしてもマズイし、少し考えてみることにします。
  
何か良い方法があれば教えてください。

2011年10月10日月曜日

ドライバーユニットの選択(2)

ブログにアップしてみたら、表が大きい為にほかの文字とカブッテ見にくいので、投稿を分けます。

ドライバーユニットを技術的な仕様の比較だけで買う人は普通いないと思いますが、これを聞きに行くのが実は難しい。

スピーカーの、視聴可能なショップをネットで調べて先週見に(聞きに)行きました。 

一つ目は秋葉原の石丸電気本店で、ハイエンドオーディオだけで1フロアーあるお店です。

しかし現在の主流はブックシェルフ型か、トールボーイ型で、ホーンタイプが少なく、JBLは最高級プロジェクト以外は、中域がコーンタイプのものでした。

2軒目は、石丸本店より路地を1つ隔てた次のブロックにある、ダイナミックオーディオの3Fです。

運悪く、最新のJBLを搬入の最中で音は聞けませんでした(JBLは数機種あることは確認)。

JBL、ALTECはまだ聞けるところがありそうですが、RADIANや、BMSは所有されている個人宅にでもお邪魔しないと無理なのかもしれません。


BMSの使用例は国内のweb、雑誌を見る限りでは;

1)おとがでるだけさんのhttp://kiirojbl.exblog.jp/(3例が紹介されている)
2)Woody& Allen工房のhttp://blogs.yahoo.co.jp/bamboo_bun6/archive/2011/5/25
3)栗ズ楽房のhttp://kurizzlabo.blog115.fc2.com/blog-entry-202.html
3)無線と実験2010/10のリスニングルームで紹介の田中伊佐資さん
4)同上2011/3の栗原信義さん
とそう多くはありません。


海外では2004年頃から、BMSのドライーユニットについて色々ネット上で寸評が見つかります。

4592ND(ネオジム)と、4590(セラミック)双方について、JBLと唯一対抗出来るユニットであるというような使用者の声もありました。

原文(英語)ですが、サイトを以下に示します。    あまり真面目にさがしていないがこの他にもありそうです。




おおよそ、BMS4592かなと決めていました。

しかし、BMSのサイトに行くと、4590と4592という殆ど同じ仕様の2種があります。

4592と4590は技術仕様からは磁石の材質と、重量以外は大差はないが、価格が3:2です。

どう違うのかとBMSのオフィシャル米国販売店に聞きましたが、回答は


The main difference between ceramic magnets, (4590), and neodymium magnets,(4592), is the flux density.
I see that BMS lists the flux density of the two drives as the same, while my web site lists the 4592 as being higher. I will have to find out if they have a misprint.
All of their other drivers, the neo is higher flux density than the ceramic.
The second thing is that the two magnets have somewhat of different curves of flux density. As in, the density changes throughout the power band.
If a neo magnet driver is designed right, the density will be much more similar throughout the power band, than a ceramic magnet driver.
As such, the 4592 has a more defined sound. The difference is noticeable.

ということだそうで、、、、、noticeableという言葉を信じて、、、、、音は聞いていないんだけどな~   

皆さんが選択されている4592NDを選択することとします。  

ただし個人輸入は億劫だな~

ドライバーユニットの選択(1)

スロートアダプターを除くウッドホーンが出来上がってきたので、ドライバーユニットの選択に入ります。

fc290hzで設計したウッドホーンなので、通常は500hz程度から使用されるようです。 ただし
多くの製作例を見ますと300hzから十分にホーンロードがかかっています。

従い、fc近辺のレベルのうねりを気にしなければ、またfc以下の周波数帯で過度の入力の為にユニットに損傷がなければ(6db/octで大丈夫か?という声はあるが)300hz以上で使用したい。

故に、ドライバーユニットに対する要求事項は;対入力に対して強く、300hz以上で使用可能なCPの優れたものとなります。

 メーカー名型番帯域推奨クロスオーバーインピ-ダンス能率磁石磁束密度テスラ重量kgサイズ(mm)スロート価格(個)
1JBL2450J500Hz-20kHz 16Ω111dbネオジム   2インチ
22426H500Hz-20kHz800Hz以上110db    1インチ
3Radian950PB500Hz-20kHz800Hz8Ω、16Ω111db  4.73149φ×82.52インチ
4760NEO500Hz-20kHz900-2000Hz8Ω、16Ω116db  2.09119φ×542インチ
5Electro VoiceND6x-8500Hz-20kHz500Hz以上111db  2.5128φ×701.4-2インチ
6BMS4590300Hz-22kHz300Hz、6,3khz8Ω、16Ω118dbセラミック1.959.0182φ×1292インチ
74591200Hz-9khz300Hz8Ω、16Ω118dbセラミック1.96.0182φ×902インチ
84592ND300Hz-22kHz300Hz,6.3khz8Ω、16Ω118dbネオジム2.0/1.952.3132φ×1132インチ
94595ND300Hz-22kHz300Hz,6.3khz8Ω、16Ω118dbネオジム22.63132φ×941.5インチ
10B&C SpeakersDCX50400Hz-16kHz400Hz、9kHz108.5dbネオジム 3.3152φ×1082インチ
11RCFND3020-T3500Hz-20kHz 109db    2インチ


表の一部仕様は良く調べればわかるのでしょうが、未調査の部分があります。 また価格は、時期、条件(国内渡し価格、海外での価格)などがあり比較が正確でなく誤解をいただきそうなのでやめました。

2011年10月9日日曜日

ウッドホーンの製作(10)

もう片側のホーンもともかく組み上げました。 前回のホーンより、個々のカットが正確なのですが、最後の4-5本は寸法を合わせるには、相当削ったり、幅調整など必要で、2枚を組みにして張り合わせるという方法は良くなく、時間がかかっても1枚、1枚接着させるべきでした。
左側が、以前作ったホーンで、右側が今回の作です。 写真でもわかるかもしれませんが、右側の板の方が赤みがかっています。  これは、板の発注時期が異なるので、集成材のロット差によるものです。  皆さんには、左右同時に発注されることをお勧めします。

外表面の出来栄えは、やはり今回の方(この写真では左側)が少し進歩していますかね、滑らかですね。
これから、ホーン取り付け部の板を加工して、このホーンに固定し、さらにスロート変換部(○→□)も作成します。

2011年9月27日火曜日

ウッドホーンの製作(9)


写真に鉋と、紙やすりが映っていますがこれが今の武器です。 

というのも、かなり精度よくカットしてもらったものの、、カット精度は1mmであり、また設計上は3次限で出来ておらずカットアンドトライを何度かしなくては、本当の精度には到達できないのですね。



一度は5ピースずつ、接着してみたのですが、色々狂いがあって、納得のいくものに再度分解して積み木細工を始めました。


本日の最終形はこのとおりです。  

いつか、前に作ったホーンと比較しますが、これは私的には満足の出来る品質レベルかなと思っています。 
売り物にしても良いかなーと思う程度の出来ですよ。

写真でわかるとおりどうしても内側には隙間があきます。  

その代わり外側からの隙間は最小限にするように、鑢と鉋を使うわけです。

内側の隙間は木屑とボンドで埋めることとなります。 



2011年9月25日日曜日

ウッドホーンの製作(8)

東急ハンズから、もう一方のホーンのカットが出来たとの電話があり、秋分の日にとりにいってきました。  同時に頼んでいた冶具のほうが、手違いで未完成だったので1時間店内で待ちましたが、おかげで色々と普段見ないものも見て、買い物もしました。

まず冶具の方ですが、前回は自分で糸鋸で切ったので、断面の不揃いがそのままホーンの品質に表れてきて×でした。 

ゆえにこの放物線のカーブもX-Y座標で数値を示して不揃いの起こらないように4枚を同時にカットしてもらったのです。

 
写真はベニア板の上に、ボンドで張り付けた冶具です。

次に肝心のソフトメープル集成材11枚×4組です。
前回は合計三度、東急ハンズに往復してカットしたのを、今回は一度に全てを依頼する為に、カット31箇所と斜めカット248箇所をお願いしました。

カットの精度は素晴らしいですね。

前回は途中自分で鉋をかけたり、紙やすりで加工をするたびにどんどん精度が落ちて困ったが、今度はうまくゆくかな。

冶具の上に11枚を置いたところです。  11枚の板をわずか表面と裏面で1mm前後斜めカットしてもらったので、ほとんど隙間無しにそりが出ています。

これを一挙にボンドで張り付けるとまた色々問題が出てきそうで。。。

従って、最初の5枚×4組、2枚×4組、2枚×4組、2枚×4組ぐらいに分けて部品を作り、これらをだましだまし、ホーンにしてゆくつもりです。

最後まで本当にうまくゆけば、この寸法取り詳細を改めて公開します。

2011年9月17日土曜日

3 Way スピーカー用ネットワークの設計(2)

Eyes'を聴いているうちに、クロネコさんがコイル自作の為に発注したポリエステル銅線を届けてくれました。

1.2mm径の銅線1kgですが、概算すると100mはあるはずで、今回作るつもりのfh=6,3khzとfL=300hzのコイル計4pcsを作れるかと思っています。

インダクタンスの計算は
L= A×4×(π)2乗×μs×(a)2乗×N2乗÷b×10-7 (H) ・・・・・・式(1)
なお、A:長岡係数、μs:比透磁率=1、a:コイルの半径、N:巻き数、b:コイルの長さ

東急ハンズ横浜で直径25mmのアクリルパイプと、直径70mmのアクリル円盤を買ってきていたので、これを使ってネットワークコイルを巻くこととします。

6db/oct金田式ネットワーク仕様として、fL=300Hz、fH=6300Hzでコイルにインダクタンスを求めると、
LH=0.203mH
LL=4,7mH となります。

上記式(1)を解くと、No.1-11の条件において、Lが得られます。


No.a(コイル内半径)N(巻き数)B(コイル幅)A(長岡係数) L(mH) 線径巻き数/層層数ワイヤ長(m)コイル厚(mm)
112.5509.2946300.58 3.093  1.22421.2 4075.9
212.5636.6183300.58 4.833  1.22426.5 5088.7
312.5572.9565300.58 3.915  1.22423.9 4582.3
412.5598.4212300.58 4.271  1.22424.9 4784.8
512.5127.3237300.58 0.193  1.2245.3 1037.7
612.5152.7884300.58 0.278  1.2246.4 1240.3
712.5133.6898300.58 0.213  1.2245.6 10.538.4
812.5131.1434300.58 0.205  1.2245.5 10.338.1
912.5130.5067300.58 0.203  1.2245.4 10.2538.1

(表計算に誤りがあり、10月15日に修正をしました)

Case4とCase9を考慮して、すこし大きめのLを作りLCメーターで測定しながら、カットアンドオライで精度を上げる予定です。

(コイル製作後、上記表に大きな誤差要因があることがわりましたので、12月12日のブログで述べます)