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2012年12月29日土曜日

義兄弟の来訪(オーディオシステムの再試聴)

今日、義兄、義弟が我が家を来訪。 引っ越したので、新しい家を見てもらったのと、オーディオが少し進化したので聴いてもらいました。

義兄はたーちゃんという名のブロフ・ホームページを出していますが、今月累計4万kmを走ったようで、昔から、山とランニングと音楽が好きで、
自作の長岡先生D118を愛用し、ブログでは既に150枚以上のSACDを紹介中です。http://yoko-tada1946.blog.so-net.ne.jp/

義弟は、今年前の家を売却して、家を新築しましたが、オーディオにかける情熱は私とは異なり、ズット続いて、スピーカーも、数台の長岡BFを10数畳のオーディオ部屋で使用しています。

彼ら2人は、いずれも5.1チャンネルAVを愛好し、数テラバイトの外付けHDにハイビジョン映像+音声を記録して愉しんでいます。

我が家のシステムについてですが、数か月前に来た時より、チャンデバ+パワーアンプ3台のマルチアンプになっているためもあるのか、あるいは慣らし運転も効いているのか、音質が向上しているとの評価には少し安心しましたね。

しかし、私が気づいていない残留ホワイトノイズをメインアンプを絞った状態で、ウッドホーンから短時間で聴き取るのはさすが。 

それにしても、メインアンプのボリュームをゼロにして、どうしてスコーカー/ツイターからホワイトノイズらしいのが聴こえてくるのか?  

調べないと原理が判らない。

これの除去はこれからの課題ですが、外付けの方法でなんとかできるのではと思っています。

いつもはi-tunesで聞いているのですが、footbar2000をインストールして聴いてみると、アップサンプリング出来ることもあり、音質は向上しました。

i-tunesとの混在使用は色々煩雑そうで、少し時間をかけてfootbar2000に切り替えてゆこうかと考えています。

廉価なD級アンプの使用は、今後残留ノイズを消せれば、一応成功のようです。


2012年12月23日日曜日

マルチチャンネルアンプ化(3)

先の記事に追加を入れようとして、ブログの調子が悪く何回も飛んでしまったので、別の記事で続けます。


家も、前の高層11Fから徒歩160歩の低層棟と呼んでいるところに変わったのですが、その一室4.6畳相当で、純粋にオーディオ部屋です。

狭いので、3wayどうなのと皆さんから言われそうですが。

スピーカーは、低音がFW305を使用した、長岡先生設計のバックロードホーンです。
いつか38cmダブルにしたい夢あり。

中高音は新井先生の高域用ウッドホーンの作り方を真似して、2インチ用の約4倍大型のものを製作しました。  

私は、工具類が揃っていないと、よくみなさんが作られている横長のタイプを作るのが難しく、この作り方のほうが現実的です。

ドライバーはBMS4592ND(同軸2WAY)を使用しています。

真ん中のラックの一番上は、パイオニアのアナログプレイヤーでシュアのカートリッジ、上から2段目は、チャンネルデバイダーDCX2496と3台のD級アンプです。

その下は、EMISUKEさんのキットで作った、DAC(AKM3499パラPP)とその横が、DDC(M2TECH)に安井先生のフィルターとバッテリードライブを付加した装置で、DACの上はSDTRANS384です。

マルチチャンネルアンプ化(2)

2週間がかりで、実質はほぼ半日かけて、マルチチャンネルアンプ化して、再びなり始めました。

懸念していた通り、XRL→RCA変換コードの半田付けが、コネクターの中で不完全だったり、コネクターのさし間違いだったりして、でも1時間の試行錯誤ののちに一応鳴り出しました。

クロスオーバーは従来通り、420HZと6.3khzのままにしてあります。

レベルをフラットにすると、アンプ2台がまだならし運転をしていないので、高音がキンキント酷い音になる。
低音をスコシレベルを上げると見違えるような柔らかい音に。

これは、調整にはまってしまいそうですね。

位相合わせなどはこれからですが、来週義理の兄弟が引っ越し後の家と同時に聴きにに来るのになんとか間に合いました。

周波数特性をとってみたいが、ベリンジャーのコンデンサーマイクシステムが何か調子が悪くて。明日トライしてみます。

今回苦労したのは、大学のテニスの先輩が、私のライバルのケーブルメーカー(古河電工)で研究所長をしていた時に、開発されたスピーカーケーブルを2年ほど前に送っていただいていたので、ほぼ20年前のケーブルですが初めて使ってみました。

オーディオアクセサリーにも2頁記事が出ており、多分日本の草分けの製品でしょう。

これが硬くて、軽いD級アンプは浮いてしまうし配線間の隙間がとれない。

でも最初マルチにする前に少し聴き比べてみたが、はやり良い音ですね。

2012年12月18日火曜日

マルチチャンネルアンプ化(1)

色々考えたが、やはりマルチチャンネル化は避けて通れないと思い、まずは最も手ごろに実現する方法を実行する事としました。

1)チャンネルデバイダー
アキュフェーズからは、高価なデバイダーが出ていますが、ディジタル回路はしっかりしていると定評のある、ドイツ製ベリンジャーdcx2496を選択します。

アナログ回路や電源が弱いとの事で、自作改良事例が山ほどネットにあるのも頼もしい。

2)パワーアンプ(3台)
メインアンプの自作を始めたものの、手軽さから、市販のD級アンプでスタートすることにしました。  

TA-2020というICをベースにした、中国製アンプを、K-AUDIOで購入して2ヶ月ほど聴きましたが、私のパイオニアのアンプと互角なのでこれを選択しました。

電源関係の改良や、高周波ノイズ除去が必要かもしれないが、それはそれで自作の対象として面白そう。

3)ケーブル・コネクター
機器間のケーブルとコネクターの準備が結構大変です。 
 
チャンデバは入出力共にXRL(バランス型)ですが、パワーアンプは入力がRCA(アンバランス型)で、コネクターだけで大変な数量となり、現在変換コードを製作中です。

RCAコネクターのついた、シールド線を加工していますが、シールドが昔の編組とは異なり、縦添えに施した金属化紙の上に、編組同軸にでも使う、0.18mm程度の線を10数本横巻きした構造です。

バラスのは編組と比べると、非常に効率的、早いのですが、何しろ目のほうも心もとなくなってきて、変換コードを作るのは一苦労です。

少しやって、日曜日に終わらず、残りは来週です。

2012年12月2日日曜日

紅葉一景

去年は、紅葉を名古屋の近くまで見にゆきましたが、今年は慣れないゴルフ場で見る紅葉は別として、時間もなくどこかに行けない中で、思いもかけず、転居の私の部屋の中から紅葉を楽しめることとなりました。

最初の写真は、右側のスピーカーシステムと窓の外に見える真っ赤なもみじです。



余りに素敵なのでもう一枚。

 

2012年11月27日火曜日

オリンピック・ロンドン大会塚原総監督の講演

昨日、私の会社のグループの改善大会で1時間、塚原光男さんの講演がありました。

聞かせていただいて、元気の出る話は今は本当に貴重ですね。

塚原さんは、S22年12月生まれなので、ほとんど私と変らないですが、ともかくお話はポジティブで人を惹きつける。

ロンドンでは38のメダルで、過去最多数、帰国後銀座のパレードが50万人集まったが、「過去と異なり団体競技の最後の最後で競り勝ったメダルが多かった」と言う。

当日は会場に数百名いましたが、金メダルを回覧していただきました。


実際に手にとって見ると、ズシリト重いですね。

「北京が終わってから、短期~長期計画を全競技横断的に立てたのは、今回が初めてで、計画に対する進捗を評価して、特A、A、B、C、Dというように採点を年3回つけ、それに応じて強化費用を渡した」との事でした。

同時に「4年前にNTC(National Training Center)を作ってトレーニングを科学的に進めた事も、今回の成果に繋がった」が、「その後招待された出来たばかりの韓国の新NTCは日本の10倍広く、侮れない」と。

その他、金メダルをとった7名の選手にまつわる話とか、ご自分がとられたメキシコオリンピックでの話など、大変ビジネスにも参考になるお話を聞く事が出来ました。

2012年11月24日土曜日

バッハロ短調ミサ曲演奏会

本日、逗子文化プラザで、ターフェルムジーク鎌倉のバッハロ短調ミサ曲演奏会を聴いてきました。

演奏時間2時間15分は長いけれど、バッハは本当にスゴイ曲を最後に残したのだなと思いましたね。

私はレニックスというテニスクラブに37年ほど入っていて、同じ会員でおられる方(私より一回り上ですが)が、歌われる、そしてなにより、ラスト公演だというので家内といったのです。

33年このグループは、最初はオーケストラ中心で開始したが、2003年から、バッハのカンタータを20回でやると最初に宣言されてほとんどやられたようです。

最後に代表の吉田龍夫さんのご挨拶などありましたが、ほとんど誰も席をたつことなく残って聞いておりました。

グループのホームページがありますのでご覧ください。

ターフェルムジーク鎌倉をこれから聴きに行くことはできないが、バッハをこれから聴いてみようとのきっかけになりました。

http://www.geocities.jp/tafel1221/

2012年11月23日金曜日

秋葉原散策

先週は、日本橋をオーディオショップめぐりをしました。
D級アンプを2台買い足して、マルチの準備をしたわけですが、今週末は3連休。

しばらく行けなかった、越谷の母に会いに行った帰り、秋葉原で久しぶりに1時間、またレニックステニスクラブの囲碁会の幹事として、日曜日は息子の相手のご両親と会うので、囲碁会には出席できないが、商品などを取りそろえる為に、市ヶ谷の日本棋院で本を2冊購入しました。

秋葉原は、まずラジオデパートに。

無線と実験の12月号で、野口トランスが同デパート内で7万円で組める300Bアンプを発表したとのことで、見にゆきました。

回路も手に入れたが、本当にシンプルな回路ですね。

そのあとダイナミックオーディオ3階に行ったが、あいにく開いてなくて、むかいのダイナミックオーディオ5555にゆきました。

ここは初めてですが、多分秋葉原でも最も高い取引がなされている試聴室などありますね。

JBL66000も聞くことができました。

 

2012年11月20日火曜日

田辺三岐夫さんの劇「雨」

このブログで紹介した、「歌わせたい男たち」、「ラリー」を演じた田辺三岐夫さんから、12月公演のお誘いをいただきました。

ご案内によれば;


さて、12月公演のご案内です。
昨年の「歌わせたい男たち」に引き続き、今年も劇団SCARECROWSスケアクロウズの芝居に出演させていただく事になりました。 
今回の作品はわが敬愛する井上ひさしさんの「雨」です。
舞台は羽前平畠の紅花問屋。私の役どころは・・・・・?


後は省略しますが、井上さんの芝居は、色々な趣向、ドンデン返しががあり、解説なしでという事だそうです。

神谷 律さんからも「行く?」というお誘いを戴き、12月5日の夜の上演を観に行く事にしました。
まだ時間があるので、もう少し高校の同窓生を誘ってみましょう。

ネットで調べると、以下のサイトに練習風景などありました。

http://scarecrows.sitemix.jp/blog/

2012年11月19日月曜日

日本橋散策~クボテック製 HANIWA Real 3D Audio~

今週末は、一昨日が神戸でゴルフの流れから、関西に。

日曜日は晴れたので、午後から日本橋に行き、いつものように散策したが、最初に入った河口無線4Fで久保社長が自らHANIWAを調整されており、3曲ほど聴かせていただいた。

6インチ同軸タイプのスピーカーが、小さな密閉型ボックスに入っているが、音量は後ろにあるアバンギャルドが鳴っていると勘違いしそうな音量と音質であった。

久保社長のお兄さんは、私の元の会社で先輩で、仕事も近かった事もありそのようなお話もしたが、まったく現在のクボテックの事業とは異なる所で、新しいAudioの理論(周波数特性はレベルだけではなく位相の均一化が重要)を唱え、米国にも自ら拡販に行かれているという、そのバイタリティには敬服しますね。

多分時々来られているはずなので、皆さんも一度音を聞かれては如何でしょうか。

音は4インチタイプの方が、良いそうで、その場合スピーカー30万円、システム機器90万円というのは少し高いですが。

私は、聴かせていただいた後に、K-AUDIOによって、格安のD級アンプ(TA2020)を2台求めました。

いよいよマルチチャンネルに挑戦するつもりです。

2012年11月4日日曜日

転居など

この3週間ほどの間に、実に多くのことがありましたが、11月2日に転居もしました。

といっても、1986年から住み慣れた、東戸塚を離れるはずもなく、11Fから1Fに、水平方向では僅か160歩の場所に変わったのです。

引っ越しが大変なことは、3年前に母親が伊丹から越谷に移るときにも経験していますが、今回も大変だったな。

部屋が一部屋増えたのですが、収納スペースが減っていたことが、物が溢れるという誤算を招きまだ解決できていませんわ。

でも、2日後には、オーディオシステムから一応音が鳴り始めました。

明日月曜日は、早朝の新幹線で大阪に、火曜日帰ってきます。

ああ忙しい、 ウーファーの測定もしていますが、アップする余裕がなく次回にしますね。
 

2012年11月1日木曜日

ジェイムズ・Bバロー・ランシング物語(佐京 純子 著)

副題 音を極めた驚異のスピーカーJBLの軌跡 という本を、ブックオフで先週見つけ、新幹線と通勤途上で、ほぼ2回読みました。

私の驚きは、著者はオーディオマニア(米国では、ハイファイジャンキーというそうです)でもないのに、既にJBLの本を2冊書かれているのですね。

目次をまず紹介しておきますね。

第一章 天才エンジニアの軌跡
幼いころから知られていたランシングの異才
初の本格的な劇場用システムが映画芸術科学アカデミー賞を受賞
アルテックとは、オール テクニカルが変じた名前だった
1946年10月1日、JBLのルーツが誕生する

第二章 ランシングの遺産
ウィリアム・トーマスの決断 商標『!JBL』の誕生
1960年代、ステレオLP時代の幕開けスタジオ・モニターシリーズに進出
流行する音楽の始まり・っそして音楽の歴史
ジャスはアメリカでしか生まれなかった音楽 ニューヨークとジャズ
「JBLピープルにしか作れないJBLスピーカー」 ポール・ベンチ

第三章 そして今、日本とJBL
2007年、なぜ『キタノ・ニューヨーク』のジャズが有名になったのか?
ついにたどり着いた最高峰、責任とクラフトマンシップと・・
米国JBLに大きな貢献をしたハーマンジャパン
初めてエベレストを手に入れた、ジャズスポット『キャンディ』の場合
伝統のジャズ喫茶、岩手県一ノ関『ベイシー』
フレンチレストランでは初めて、『マ・シャンプル』にエベレストDD66000が入った!

第四章 音と人間
多様な周波数が細胞に大量の刺激を与える
『モーツアルト効果』のルーツは、アルフレド・トマティス博士であった
人間の自由と平等を最も意識したモーツアルト
オーディオサウンドとの効果的な付き合い方とは?

2007年にはオーディオ機器だけで4000億円というとんでもない売り上げを上げる会社がどうしてここまできたかということがわかる本です。

 

2012年10月24日水曜日

うつぼ公園テニスコート(世界スーパージュニア)

私の勤務する会社は、うつぼ公園から徒歩4分のところにあり、食事は時々公園の中を通って行くのですが、今日は世界スーパージュニアをやっていました。

女子の準決勝決勝は27日だそうなのですが、一番近いところで、日本の荒川選手と背の高い白人選手がファイナルラウンドを晴天の中戦っていました。

スピードはさすがについてゆけない(セカンドサービスは受けられてもストロークは無理ね)。

お世話になった義母を亡くした気持ちが、一瞬なごやんだ昼食時でした。

2012年9月30日日曜日

30cmウーファーバックロードホーンの改善(2)

新井先生の本を読んでいると、スピーカーの測定で15cmの距離にマイクを設定して測定されており、JIS規定のように1mの距離で測ると、部屋の測定をしているのか、システムの測定をしているのか判らなくなる、と書いてあった。

そのとおりだなと思って、改めて15cmの至近距離で測ってみるとだいぶ違いますね。

前回の延長で、4枚目の反射板を装着し、更に吸収剤を、反射板の間と、反射板と音道の三角柱状の隙間に入れて前後の変化をみると以下の通りです。




上の写真で、今回追加した反射板は右下部分の反射板です。  また白っぽく見えるのが、吸音材で、熱帯魚の水槽のらか装置に使用されている「ローズマット:観賞魚用高級濾過材」を東急ハンズで購入して使用しました。

この変更前後の特性を以下に示します。

1)グラフー1 オリジナル(ピンクノイズ) 

スピーカーBOXは前回反射板を3枚装着したままですが、マイクの位置がウーファーから15cmと至近距離からの測定です。

前回の測定と比較していただくと周波数特性がかなり滑らかになっているのが判ります。 

また100-200hzの山が平らになって、50hz程度までフラット状です。

125hz、250hzあたりの深い谷間が気に入らないですが、その他はマズマズ。

今までの測定は、スピーカーより、部屋の影響を相当受けているということでしょうか?


 

 
 
 
 
次に、反射板と、吸音材を施した後の特性を示します。 

表ー2 反射板4枚+吸音材装着後(ピンクノイズ)



 
 
 
この特性を表ー1と比較すると、125hz近辺の深い谷は二つに割れて浅くなっているが、250hzの谷はそのままですね。
 
この二つは、基音と2次高調波ではなくまったく別の原因によるもののようです。
 
多分吸音材の方が効果が大きいか。
 
 
 


2012年9月27日木曜日

再び日本橋散策【ハイファイ堂・K-AUDIOその他のオーディオ店】

9月22日(土)再び日本橋へ。

万歩計によれば、当日歩いた15,700歩の大半は日本橋のオーディオショップ歩きですね。

ハイファイ堂: 
中古品の販売店で、私のウーファーはこのお店の福岡店からです。

店に入るとJBL4334mk2が目の前でよい音を。  

店の一番奥には、YLD55000+MB-150が有りました。

二度目なので、店の方と話しているうちに、チャンデバ(ベリンジャー)のdex2496が出れば教えていただくこととお願いしました。

KーAUDIO: 
こちらも中古品の販売で、今年開店されてもうすぐ3か月。

1970-1980年代のアンプを中心に展示される一方で、中国製アンプの改造や、オーディオ自作支援等意欲的にやれれている印象です。

ヤマハの3wayを鳴らしているアンプが中国製(こちらは新品でD級アンプ)でなかなか良さげなので、1pc買って試しております。

河口無線:
こちらは、現在日本で手に入るエントリー品から最高級品を展示。  

店舗の構えも1F~4Fまでで、午後にはアキュフェーのA級アンプの試聴会があり、12時には熱心な方が3名おいででした。
 

私は時間の関係で失礼しましたが、当店には多くの機器を比較試聴できる環境が有りそうです。

4Fはハニワ(クボテック)のホーンSPアンプ類などの試聴準備がされているようでした。


シマムセン:
河口無線の隣ですが、河口無線と異なるところで差別化をしようとされているようにお見受けしました。  

一つはホームシアターの面で、プロジェクターなどを扱われているところ。

もう一つを興味を持ってみたのですが、定在波シュミレーションをPCで計算しましょうというサービスを売られている(1万円)。  

検討してみたいですね。

その他、テクニカルサンヨーでは金田式アンp・DACの販売をのぞいてきていいな・・と。

共電社ではJBL4365とTANOYプレステージをアキュフェーズC2810/A-65で聴かせていただきました。

試聴ではないが、ラテックサービスで30台あるオッシロがどれでも1万円というのは魅力的で、いつか行くことになるでしょうね。

2012年9月16日日曜日

30cmウーファーバックロードホーンの改善(1)

何度か周波数特性を取ってみても、どうも200-300hzの盛り上がりと凹凸は気になっており、キャビネット内の定在波や、バッフルの共鳴などを疑っております。

新井先生の「ホーンスピーカー設計製作法」を見ても作られてから、相当補強などに手を入れられており、製作してちょうど1年になりますが、以下の3通りの方法を試して見ることとなりました。

1)バックロードホーン(以下BF)の折り返し部での反射が定在波を引き起こすと仮定
この場合は、反射箇所に吸収層を置く方法と、反射しないように角度をつける方法がありそうです。

吸収層はあまり多用すると元気がなくなるという事が、長岡先生の本にあるので、まず反射板を試すこととします。

例によって東急ハンズ横浜で板を切ってもらいました。

寸法は、図面から割り出して、斜め部は良く分からないので、左右均等(45度)としました。 以下に写真に反射板(厚さ15mmのMDFです)を示します。



まず、昨年製作した30cmバックロードホーンを再び開けたところです。  なぜ簡単に開けられるかは、側板の片側を木ねじ6本でとめてあるから。

これが音にどの程度悪影響を与えているかは分かりませんが。



この写真では、右上部がウーファーが装着された空気室で、
①音はいったん下に向かい、
②反射して左側の音道を上に向かい、
③また反射して下へ、
④最後に反射して横へ向かいボックスから出る。

この音道の、①の最後、②の最初の所に反射板2枚を装着して、どう周波数特性が変化するかを見ることとします。

反射板を装着した後の写真を以下に示します。


 
 
特性の変化は以下のとおりです。  測定ソフトMy Speakerでは色々なノイズを使用した測定が可能なので、以下に3種類の方法での変化を示します。
 
私は、上記音道①と②が繋がったので、それぞれが定在波を作るとしたらできる、273hzと280hzがなくなるだろうと予測。
 
一連に無反射続くとしてできる定在波は、空気室の上端から反射点まで図面上で実測すると、115cmあります。
 
115cmでできる定在波は340÷1.15÷2=148hzで、そのあたりの特性が変化すると予測しましたが
結果は120hz~200hz近辺の周波数特性がかなり変わります。
 
何故でしょうね? どなたかお分かりになる方がおられたら教えてください。
 
次は、用意した反射板をあと2枚装着して測定することとします。
 
 
2012年9月17日、更にもう1枚反射板を装着しました。
 
写真を以下に示し、測定結果をそれぞれ示します。 微妙に100hz以上が変化しているのがわかります。
 
 
 
 
 

 Fig 1サイン波による測定(Original)













 Fig 1-1 サイン波による測定(反射板2枚装着後)












 Fig 1-3 サイン波による測定(反射板3枚装着後)













Fig 2 ピンクノイズによる測定(Original)













 Fig 2-1 ピンクノイズによる測定(反射板2枚装着後)













 Fig 2-2 ピンクノイズによる測定(反射板3枚装着後)













Fig 3  クロマティックノイズによる測定(Original)













 Fig 3-1 クロマティク測定(反射板2枚装着後)














 Fig 3-2 クロマティックノイズ測定(反射板3枚装着後)


 



2012年9月4日火曜日

日本橋電気街散策

9月3日(日)、昨日奈良でゴルフがあったのと、今週前半は大阪で仕事がある為、前日谷町6丁目に宿泊。

朝から、日本橋を散策しました。  電気街に来るのは、実に1965、6年以来ですね。

その当時は、6BQ5PP(電圧増幅形:STAXコンデンサーヘッドホーン用)や、FM東海実験局を受信するためのFMチューナー等を作るために、部品を探しに来ていたのです。

当時の記憶は、精々2階建てのいわゆるジャンク街だったのですが、現在の秋葉原よりもメインルート(堺筋)の双方に店が集中している事もあり、ビル街ですね。

秋葉原と同じような雰囲気。

金田式のキットをだしておられる、テクニカルサンヨーを皮切りに、後はオーディオスピーカーを聞きまわりました。

聞いた店はシマムセン、河口無線、ハイファイ堂など4-5箇所。

タンノイとJBLが各店ともフラッグシップ扱いですね。

ハイファイ堂にYL55000が、特殊設計のホーンと一緒にありました。

いいなと思ったが、少し高すぎてね。。。。

やるなら、固めのコーン(アルミ、チタン・・)をfc100hz以下のフロントショートホーンで鳴らしてみたいが。

テクニカルサンヨーにはDCバッテリーパワーのキットもあり、キットにするか自分で部品を集めるか・・もう少し検討します。

2012年8月19日日曜日

上高地と坂巻温泉

昨日から1泊2日で上高地へ、二人で車で行ってきました。 

実はその2日前からついに足先が例の成人病の兆候として最も痛くなるといわれT-Fになったのです。

しかし薬がよく効いてちょうど1年目になるプリュースの運転をほとんど往復して、更には河童橋から明神池往復ができるようになり、帰ってきたばかりです。



宿は坂巻温泉。

ホンダCVCCが発売される1年前に、CIVICを買って。その試乗を兼ねて、泊まったのが1975,6年ではないでしょうか? 

 まだ子供もいなかったし。

宿の場所が、トンネルとトンネルの間(200-300m?)をまがってすぐで・・・

川沿いを走って着いたのに、違うなー・・・

と思って尋ねたら、昭和の終わりごろに、少し川の上で近くに宿は建て替えられていました。

でも、宿は昔の雰囲気を残しているのみならず、日本秘湯の一つとして登録しているとか、内湯、露天風呂共に、素晴らしいと思いました。  

何しろ、大正池を作った焼岳の傍で正真正銘の温泉、風呂の入り口をあけると硫黄のにおいがして、湯の華もあるし・・・

夕方食事前も、早朝も一人でゆっくりと入れました。




上高地についたのは午後で、明神池は午後2時ごろ。




5年ぶりでしょうか、何というか、キレイを超えて人の世界を超越するスゴサの見える一の池と、何か枯れた中に人の温かみが判る二の池に再開しました。

そのあと安曇野経由東戸塚へ。  

大熊美術館という所で、東山魁夷の展示があるというのでよりましたが、別荘地の中にあるプチ美術館でした。








2012年8月15日水曜日

ウーファーの再検討(3)

ウーファーの構造上で、定在波が立つ箇所を検討してみます。



写真の映りが良くなくて恐縮ですが、上の図が断面図です。

右上部の閉じられた空間が空気室で、30cm径のウーファーは右側側面につけられています。

従って、ウーファーの背後から出た音は、①空気室から下に向かい、②左に行って、その後③上に向かい、また④左に行って、今度は⑤下へ向かい、また反射して右下の開口部から外に出るわけです。

それぞれの区間、①~⑤で定在波が発生するとすればその周波数はどうかは簡単に計算できるので実行すると、

①:280hz、②:905hz、③:273hz、④:614hz、⑤:211hz という結果です。

定在波の発生が、即周波数レベルにどう効くかは判らないが、①、③、⑤あたりが影響するのではないかと推測をたてて別途、a)吸収剤、b)反射板などで変わるかどうか検討します。





ウーファーの再検討(2)

ウーファーの100-200hzの盛り上がりと、100hz以下のレベル急減がバックロードホーン(BF)の設計にあるのかと思って試算をしました。

昨年7月、このBFを作る直前に、自分でBF設計をしていたが、長岡先生の30cmBFの製作例という珍しい雑誌を手に入れて、結局その設計通り作った経緯があります。

その時は、fcをどう設定するとか、長岡式がどう設定されているのか検討をしていなかったので、改めて検証をします。

表ー1 長岡式FW305BFの設計
距離(cm) 0.0 20.0 26.0 33.0 72.0 83.0 94.0 152.0 164.0 190.0
音道幅(cm) 6.0 6.5 8.5 7.5 11.1 13.0 13.0 20.4 23.0 29.5
SP横幅(cm) 45.0 45.0 45.0 45.0 45.0 45.0 45.0 45.0 45.0 45.0
音道断面積(cm2) 270.0 292.5 382.5 337.5 499.5 585.0 585.0 918.0 1035.0 1327.5
表ー2 音頭断面積の試算
fc=20hz 270.0 312.5 326.5 343.6 456.9 495.1 536.6 819.7 894.8 1082.0
fc=23hz 270.0 319.4 335.9 356.3 494.4 542.3 594.8 968.3 1071.0 1332.5
fc=30hz 270.0 335.9 358.6 387.1 592.7 668.3 753.6 1419.8 1618.6 2150.0
fc=50hz 270.0 389.1 434.1 493.3 1005.8 1229.6 1503.2 4336.0 5398.5 8680.0
S=So*exp(m*x)
m=4π*fc÷C

 


表ー1は、改めて設計図から、BFがどのように設計されているかを読み取ったものです。

距離とは、ウーファーを収容している空気室の出口(スロート部)からの距離の事で、音道中心線をホーン開口部まで測定。

音道幅は、徐々に広がってゆく音道の幅で、SP横幅は一定値です。  音道断面積はその積です。

表ー2は、fcを色々な条件で計算してみて、実際の設計がどれに近いか比較するためにfcを20hzから50hzまで変化させてみました。

その結果、このBFのfcは23hzと考えて妥当であることが判りました。  またこの形状ではフルホーンではなくショートホーンであり、fcよりだいぶ上までレベル変動は出るであろうと思えます。

しかしこのfcの設定では、これが100-200hzに影響しているとは思えないことが判りました。

あとはBF内部の音道での反射から、定在波がどの程度発生しているかを調べるつもりです。

2012年8月14日火曜日

ウーファーの再検討

エクスポーネンシャルホーンの検討をしてみます。

新井先生「ホーンスピーカー設計・製作法」17頁より、スロートから任意の距離xのホーン面積Sが指数関数に従い拡大してゆくもので、
S=So・exp(mx)

なおSoはスロート面積、mはフレアコンスタントで

m=4πfc/C

Cは音速、fcはカットオフ周波数です。

So Fc m S l
0 625 40 0.0146 625.0 25.0
50 625 40 0.0146 1297.7 36.0
100 625 40 0.0146 2694.5 51.9
150 625 40 0.0146 5594.6 74.8
200 625 40 0.0146 11616.4 107.8
250 625 40 0.0146 24119.5 155.3
300 625 40 0.0146 50080.1 223.8

  表-1 Fc=40hz、スロート部25cm×25cmの場合のフロントロードホーンの計算
表中、lはホーン開口部を正方形にした場合の辺の長さです。


なおフルサイズホーン(ホーンマウスの傾きが45°)にするには、ホーン径aとすると、

a=C/(π22fc)=90cmとなり、表ー1では、l=75-100cmあたりでしょうか。 

そうすると、フロントロードの場合は、150-200cmの音頭が必要でこれは、部屋の大きさを考えると無理かなということになる。

やはり、音頭を長くキャビネットの中に畳める、バックロードホーンでfcを正確に設計するのが一番よさそうだ。

なぜ現在の設計が100-200hzに山があるのかを次に調べてみる。

2012年8月13日月曜日

オーディオシステムを今後どうするか

いつもこんなことばかり言って、中々前に進んでいないのですが、石井先生のリスニングルームが大事だというのは本当にそうだと思います。

しかし、ひょっとすると家を近々かえるかもしれないという事情もあり、今リスニングルームに手を付けても無駄になるリスクがあるのです。

金田式DCマルチアンプは興味があるが、作るには今はあつすぎますね。
部屋に閉じこもって半田ごてを握るには。


今の自分のシステムで何をすすめるのが良いか、今のシステムは何が弱いかですが。

周波数特性を見る限り、低音が100hz以下で急減しており、バックロードホーンとした効果はどうも100-200hzに出てしまっているようです。

アンプはへたっているがまだこれを変えるよりは、オーディオは入り口と出口の方が大事なのかな。

DACは高調波歪対策等だいぶ手も入れたし、スピーカー低音をもう少しなんとかしたいかな~ ・・・

やるなら、all horn を貫きたいのですが、部屋の大きさも考慮に入れると中々参考になる先行事例が見つかりません。  

横須賀にお住まいの方の場合は、システムが大きすぎますし。

一つの例はやはり新井先生のミッドバス25cm、EV製ウーファーを使用したシステムで、以下のHPで内容を見ることができます。  fc=190Hzでの設計です。

http://www.geocities.jp/arai401204/index.html 

このHPでA-190Eというシステムです。

もう一つは、東北にお住いの方がWesternのオリジナルを目指して作られたfc=50Hzのホーンですが、昨年の大震災に会われて現在はHPでしか見ることが出来ないのは大変痛ましいことです。

 http://www.mediaship.ne.jp/~gracias9/hp.htm

こちらは、コンプレッションドライバーユニット用での設計ですが、新井先生流にミッドバス用の小口径ウーファーに変更することもできます。  

いずれにしても、ホーンをドライブするにはしっかりしたコーン面が必要になるのでしょうね。

そこで、小口径ウーファーの候補を調べてみると、どれも能率が私の現用システムと比べると悪いですね。

12cm~16ccm程度で、fcが100hz以下に伸びているのは、ほとんど90db以下のものばかりで、私のウーファーと比べると7~10db近く能率が異なり、マルチチャンネルアンプを作ってからでないと、ウーファー側にアッテネーターを入れなくてはならず、DFが悪化するでしょうから、困難なことが判りました。

従って直接的な改良方法は、まずは現在のバックロードホーン型ウーファーの100hz以下の周波数特性の改善です。

長岡先生の、図面をそのまま使いましたが、左右両CH共に100-200hzが盛り上がって、100hz以下が急激に減衰しているのは意図に反しています。

これを、

①フロントロード+バックロードホーンとするか、
②フロントロード+バスレフ(これは製作例がいくつかネットで見られます)

のいずれかで、解決できないか検討してみます。

2012年7月28日土曜日

リスニングルームの音響学(2)

中々興味がある本なので、新幹線の中で読んでゆくことにしました。 

今年の夏休みは、これをやるか、あるいは金田式の何かをやるか、今迷っています。


第1章 リスニングルームの重要性
1.なぜリスニングルームが重要なのか

・部屋によってスピーカーの音が激変する
1957年~1994年、パナソノック在職中にスピ-カー試聴時に痛感した。

・オーディオ業界とリスニングルーム
部屋に関心を持った人は、雑誌社、評論家、オーディオショップ、メーカーそれぞれで少なかった。

・リスニングルーム設計の先逹
加銅鉄平氏は設計法を数冊出筆。  
筆者はその設計法で10近くの部屋を作成。  
ほかに永田穂氏(サントリーホールの設計者)等。  
これらの設計法について詳しく評価されなかった。  また効果もあまり顕著でなかった。  
従来法は残響時間の設計法がほとんどで、伝送特性設計はされていない。

・オーディオルームのことはユーザーまかせ
部屋を変えると、良い音が出せるのに3年かかる、というのが当たり前の風潮。

・リスニングルームについて関心を持ち続けた
筆者は関心を持ち設計、1980年に現在の「石井式」リスニングルームを考案。  
学会発表して国内より米国で反応。  
ジョージルーカス監督のスカイヲーランチのスタジオに採用。

(1)定年退職後研究に着手
1994年退職後個人で研究を開始。  
定在波の研究、続いて各モードの音の波面の動き、音圧分布を検討。  
従来国内では1次元のモード波面の動きしか紹介されず、ドイツで2次元が検討されていたが、3次元のモード波面の動きと音圧分布を明らかに。
定在波モードを明らかにした段階で無線と実験1997.6~1999.4に連載。

(2)「石井の黄金比率」の発見
定在波のモード周波数分布の研究を進め、モード分布が最も均一な比率を見つけた。  
PCのシュミレーションソフトでも検証し、この比率より天井が低いと大きな谷ができることを確認。
国内の発表はあまり評価されなかったが、1982年AESに論文を送って反応あり。
「ステレオサウンド誌」146号(2003.春)~161号(2007.冬)に新しい石井式を紹介。
無線と実験2007.6~10に技術面を発表し好評。

(3)実施例のデータが蓄積された
設計依頼が増え、大小取り混ぜて50以上の部屋が完成。  多くのデータが得られた。
スピーカーの置き方もノウハウが。  
リスニングルームはオーディオの中で、最も重要な機器である。
スピーカーキャビネットはスピーカーの振動版の後ろから出る不要な音を遮断するための物だが、大変な工夫がされている。
リスニングルームはスピーカーの前から出る大事な音を包み込む物なので、キャビネットよりはるかに重要だ

部屋の重要性を見抜いた先逹
(記載略)

専用室を作ろう
菅野沖考氏は専用にリスニングルームを作ろうと。  
最近の住宅のLDKスタイルの部屋は、悪条件が多いのは確か。
新しい理論を応用すれば、6畳間でも音響的に素晴らしい部屋を作ることができる。

部屋のことをもっと知ろう
評価の高い機器を組み合わせて良い音が出ない場合、原因はほぼ100%部屋にある。
まず必要なものはスピーカーの配置を変える。
本書のシュミレーションソフトを応用して。
リスニングルームはオーディオシステムにとって機器以上に重要なコンポーネント。
PCシュミレーションで定在波の影響を考慮したスピーカー配置を。

測定の重要性
従来はスピーカーの配置を変えて音が変わっても、リスニング特性を測定しなかった。  
現在はPCで簡単に測定ができるようになった。  
しかし山谷の多い測定値は見にくく、本書ではその見方もガイドする。

新しい発見
今まで部屋が完成すると、低域の良いところにスピーカーを設置して、更に中高域がよくなるように調整。
この方法が良いようだ。
シュミレーション結果では、天井の高さが低域に大きな影響を与えることが分かった。

作るなら良い音の部屋を
部屋を作るなら、吸音反射の新方式で作ることを勧める。
新方式の部屋でも、定在波はなくならないが、低域特性を平たんにしてうまく付き合って行ける。


2012年7月22日日曜日

リスニングルームの音響学(石井信一郎著)

石井信一郎先生の、本を横浜市図書館から借りて、新幹線で大阪往復する際にボチボチと斜め読みをしています。

石井先生は、パナソニックでスピカーやオーディオシステムを担当されて、すでに1994年に退職をされていますが、その後リスニングルームのコンサルを第二の仕事とされ、現役の方のようです。

1/10模型の部屋を作って定在波の分析をされたりして、

①音響上最適な部屋のサイズは縦:横:高さ=1:0.845:0.725である。
②天井高が3.5m以下になると60hzにディップが出来て、2.7m以下になると、日本海溝といわれる大きな谷になる。
③石井先生が「良い音特性」と呼ばれる、50hzあたりが6db程持ち上がっていて、10khzは逆に6dbほど下がっているような特性。

など、色々な知見が得られました。 


私の部屋はといえば、幅257cm、奥行305cm、高さ227cmなので1:0.843:0.744となり、比率は酷似であるものの、天井高が低いので低音の日本海溝は避けられないことになります。 

もう少し読んでみますが、「スピーカーの背面から出る音を遮断するためにボックスを作るのだから、前面にある部屋が最も音を左右するので、退職後この研究に携わった」といわれる意見はよくわかります。

私も周波数特性のフラット化の為に相当レベルをいじりましたが、現在の音よりひとつ前の設定レベルの方が耳触りは良かったかなと思います。  

それが正に、上記③の低音(大)、高音(小)のレベル設定です。

もとに戻すかどうかはもう少し考えますが。

2012年7月16日月曜日

周波数特性の再検討(3) 定在波の計算

私の部屋は6畳に満たない部屋なので、定在波が周波数特性に影響を与えている可能性ありとして、部屋のサイズをメジャーで測り、発生が予測できる定在波を計算します。

ウーファーの間隔はダイアフラム中心-中心で170cmですが、左SPは壁が、右SPは本棚のガラス引き戸が迫っており、この間隔が238cmです。本棚は奥行38cmで両壁間は276cm。

部屋の奥行は305cmで、入り口のみ少し引っ込んでいて、そこでは奥行330cmとなります。

部屋の高さはほぼ均一で227cmです。

これらの対抗間隔に発生する定在波は、音速340mとして計算すると、

340÷2.27×2= 300Hz
340÷2.38×2= 286
340÷2.76×2= 245
340÷3.05×2= 223
340÷3.30×2= 206

となり、200Hz~300Hzに集中し、その倍数すなわち400~600Hzにも出そうですが、R-L両チャンネルともにその周波数帯でレベルが大きく変動しているのが判ります。

現在、横浜市図書館から「リスニングルームの音響学」を借り出し申請中で、どこまで修正できっるか検討してみます。

田辺三岐夫さんの劇「ラリー ぼくが言わずにいたこと」

7月15日、品川の六行会ホールで、甲陽学院同窓の田辺さんの劇を、これも同窓の神谷律さんと観てきました。

私は前に一度、神谷さんは二度田辺さんんの劇をみさせてもらったが、田辺さんの印象は、ともかく声がとおる事、年配者になりきった雰囲気の出た素晴らしい演技です。

この劇は、東京演劇アンサンブルでも100回以上演出されているようで定番なようです。

劇中、迷惑のかからないようにこっそりと1枚、


もう1枚、




終わってから楽屋から出てきた田辺さんと1枚。



その後、品川駅の駅中でビールを飲んでいたら、偶然にもジョシュ(ラリー)役の坂本さんが隣の席に、という事も。  

昨年11月の同窓会や、40年以上前の高校時代の話が尽きず、素晴らしい午後でした。

今日も、ラリーは六行会ホールで上演されるので、ご覧になりたい方はどうぞ。。。


2012年7月7日土曜日

周波数特性の再検討(2)アッテネーターの調整

前回の測定結果、ウーファーに対して、スコーカーが約5dbレベル不足、更にツイターが5db不足と判断して、スコーカーとツウィターのアッテネーターを再度変更することとします。

土曜日に昼前に、長女と孫を武蔵小杉に送った帰りに、馬車道駅前の横浜ベイサイドネットに寄り、抵抗を仕入れました。

DAYTON製のセメント抵抗(10W)で、8個購入して千円でおつりが来たので格安ですね。

設計変更は以下のとおりです。

オリジナル設計は、2011年8月ごろに実施、その後2011年12月17日にVer.1の変更をしていますので、本日の設計をVer.2として比較して示します。

オリジナル設計は金田先生の「オーディオDCアンプの制作の全て上巻」に記載の「6db/Octネットワーク」に従っています。

ウーファー Fstex FW305は95db、スコーカーBMS4592(M)は118db、ツウィターBMS(M)は118dbというカタログ上の仕様から設計をし、従って最初のアッテネーターは23db落とすように設計しました。

スコーカーの抵抗(R1、R2)の変遷
R1:105Ω(Original)→48Ω(Rev.1)→24Ω(Rev.2)
R2:8.6Ω(Original)→9.3Ω(Rev.1)→10.7Ω(Rev.2)


ツウィターの抵抗(R1、R2)の変遷

R1:105Ω(Original)→40Ω(Rev.1)→10Ω(Rev.2)
R2:8.6Ω(Original)→10Ω(Rev.1)→14.5Ω(Rev.2)

実際に使用した抵抗は、以上の計算値に近似のものです。
以下に、Lチャンネルの測定結果を示します。



1週間前に測定したLチャンネルは






なので、少しスコーカーのレベルが上がったがツウィターはまだ十分ではないように見えます。


続いてRチャンエンルです。






1週間前に測定したRチャンネルは



なのでこちらはだいぶ改善されて50hz~15khzがほぼフラットになったかなと考えます。

ただし、途中大きなディップがあり、この原因と対策を考えることとします。




2012年6月30日土曜日

周波数特性の再検討

3 wayスピーカーの周波数特性の再検討を行います。 

といっても先決は、左chのツウィッターを鳴らす修理で、これはNWのいも半田を修正して解決しました。

測定結果、左chは以下の通り。

右chは以下のとおりです。

両chともにツウィッターは正常に動作しだしましたが、スコーカーとツウィッターのクロスオーバーを境に、高域側が3-5dbレベルが低くこの調整が必要です。

また、ところどころにディップが見えますが、多分壁間あるいは天井と床間に八資する定在波の影響でしょう。

この原因追求と軽減がどこまでできるかです。

なお測定結果に記載のウーファー逆相は、ウーファー~スコーカーのクロスオーバーが430hzなので、半波長は340m÷430÷2=40cmですが、スコーカーに長さ47cmのウッドホーンを使用しているために、ウーファーとスコーカーの振動面がちょうど半波長で互いに打ち消すので、信号入力も逆相ににしてっ調整しています。

この方法は無線と実験2012年に新井雄一先生の「マルチウェイスピーカーシステムの群遅延と位相の測定と最適化」が連載されており紹介されている方法です。

NWも左右正常になったので、一応ケースに入れましたが、レベル調整用の抵抗を調達して微調整を行うこととします。




2012年6月17日日曜日

勤務の変更

6月13日に6年間勤めたS社を退職し、同じ親会社の子会社であるK社に入社しました。  

この会社は本社が阿波座で、東京事務所が五反田なので一応週の前半は大阪勤務、後半は自宅から通勤できそうです。

今まで定期券がなく、自宅から16分(1800歩)で通勤していたのが変わりますが、体重調整には良いでしょう。

会社を退職するときに戴いたバラの花は、お仏壇などに分けたので写真では半分ですが、皆さんの心のこもった大花束に、大変感謝します。



2012年6月11日月曜日

3 Way NetworkのCasing

少し前、ツウィターが鳴っていない事があった事を反省して、我が家にある屋上配線?、ようは露出配線を少しずつ無くすことにしました。  

手始めは、ネットワークで写真のようにタカチのケースに入れることとしました。

千葉から帰って夕食前にあわてて、配線。

繋いで見たら、高音系しか、左右両方とも鳴りません。  うん? 

良く見ると、ツウィターとウーファーが逆接続で、あわてて繋ぎ換え。

どなたかのHPでも何か同じ事をこのホーンドライバーでなさっていたな~、、、

ツウィターが強いという事が確認できたが、危ない危ない。。。。


2012年6月8日金曜日

大阪駅前CDショップWalty(2)

昨日、再び大阪出張でWaltyに寄ってきました。  

いつもと違った大阪出張の目的は、今後週の半分を大阪で過ごすための、居住探しも含まれており、谷町6丁目という環状線のど真ん中で決めたのですが、それはさておきまたCDを購入。

どうしても最後はピアノに目が行くようで、

1枚目はHorowitz in concert,1966,Canegie Hallです。  ウィキペディアで調べると、1903年生まれで、1989年に亡くなっていますが1953年から1965年まで一切演奏をしていない時期があり、この演奏は演奏を再開してからすぐのライブであることがわかりました。

PCに早速リッピングしましたが、音色豊かな、ダイナミックレンジが十分にあり、音楽としても、音響的にもすぐれたCDでした。

もう一枚は、ショパンコンクールでKa Ling Colleen Leeが2005年に第15回ショパンコンクールで6位になった時に予選と本選のライブであることがわかりました。  

多分ソナタが予選で、協奏曲が本選であろうと思います。

テクニックは十分ありますが。協奏曲では、何か飛び抜けた所はないですね。 

しかしソナタは引き間違えが多い反面、個性を感じました。     

中古ショップは、時としておもわぬものが見つからから、おもしろいですね。

2012年5月26日土曜日

中欧旅行(トラムと花)

本日(22日)も朝早く、というより深夜に目が覚めて、BSをつけたら音楽紀行という番組、「ウィン」、「パリ」、「イタリア」と立て続けに1時間半やっており、録画とともにほとんど見てしまった。

トラム(路面電車)が良く出てきて、懐かしくなったので旅行の中で撮ったトラムと花だけ以下に掲載します。











この3枚はチェコの首都プラハのトラムです。




スロバキアの首都ブラチスラバのトラムです。






いずれもウィンのトラム。    こうやって振り返ると、ブタペストだけ撮り忘れましたね。


花の写真は、一部を除いてマロニエです。  

本当にきれいな印象的な花でした。  

義兄は栃の花ではないかと言っていたので、調べたらそのとおりでした。 
 
白、赤、ピンクと色々です。