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2012年3月29日木曜日

デジタルスピーカーについて

数日前の日経産業新聞にトライジェンスというベンチャー会社の「スピーカー、デジタル化」という記事が出ており、オンキョーがデジタル家電に、クラリオンがカーオーディオに採用する予定であるとの事。

どういう技術かと、ネットで調べてみると、

1)元々東芝でADC/DAC回路研究をされた、安田さんが企業家となられて直接スピーカー起動を試みられている。

2)2008年発表以来、検討がされており、中核の技術はDnoteという①ΛΣ変調器とミスマッチシェイパーという技術を組み込んだ基盤だということです。

これは、私も10年前にストリーミングの帯域保障をする際にFECという技術で、米国のDF社のソフトを販売する際に、箱ものにしないと数だけ売れない=儲からない   同じだなーと。

さて、何がメリットかは、  省エネは判りますが、 高級オーディオに到達するかな。

デジタル化した、階段状の波形をアナログとする際に発生するノイズを非可聴波(20khz以上)に追いやる技術ができたということのようです。

でも、安井先生の説では、非可聴波ノイズは無視できなくて、これが混変調歪を起こし、いわゆるデジタル的なハッキリした音だが、うすっぺらい音の原因であるとのことで、私も実感しているので、高級オーディオに適用できるか。

回路設計は全く明かされていないので、高周波に追いやったノイズをフィルターでのぞけるかどうかですね。  

試作ボードが入手できれば自作してみたいが、NDA14社、試作中3社では個人は無理?ガードは固そう。。。

でも試作品の音は良いとの評判がwebに見うけられます。

技術の発展は筋が良ければ早いので期待していますよ。

クラリオン、オンキョーの記事と、トライジェンスのwebは以下のとおりです。

http://eetimes.jp/ee/articles/1112/06/news046.html

http://www.jp.onkyo.com/news/information/topics/20120307digitalspeaker.htm

http://www.trigence.co.jp/

2012年3月25日日曜日

マンション周辺の梅・木蓮

今日は、午後から曇ると言われていたが、午後も晴れが続いたので、マンションの周辺の梅と木蓮の写真を撮ってきました。






春はすぐそこまで来ているが、なかなか気温があがらないですね。  桜が本当に平年より数日遅れで咲くのでしょうか。

2012年3月18日日曜日

TV〜極上美の饗宴〜(マネー作:草上の昼食)

午後テニスにゆく直前に、BS103で番組を見つけ、今日はNHK囲碁決勝を録画中なのを変更して、夕方帰ってから見ました。

オルセーで門外不出のマネー作、「草上の昼食」を中心に新オルセーのそのほかの絵画も見せてくれました。

森の中で、紳士二人の横に裸体の美女がいて、こちらをジット見つめている少しショッキングな構図を記憶されている方も多いでしょう。 

1863年に作成されたが、それまで女性の裸体はマリア様とか、聖書上の構図以外はタブーの世の中で、彼はこれを含めて娼婦画などリアルなものを世の中に初めて持ち込んだ。

日本を代表する写真家のホンマタカシさんが、この絵に興味をもたれ、構図など複数の点に疑問を感じて、同じ構図で本当のモデルをたてて、写真撮影でいろいろ検証をされるという展開です。

私は、何よりモネが好きですから、合間合間にモネが見られて嬉しいが、マネが本当にこの絵で印象派という世界をこじ開けたということも納得します。

「マネは絵画を自由なものにした」功績で、オルセーでは絶対的な評価を得ているとの事です。

DVD録画でオルセーは5本目となりましたが、この番組でもまだやるようなのでお好きな方への情報です。

3月23日夜追記:ところで皆さん、私の好きなモネに「草上の昼食」という同一タイトルの絵があるのをご存知でしょうか。  私もごく最近まで、モネの本を買うまでそのいわれを知りませんでした、モネはマネえお敬愛していたが、この裸の絵には共感をせず、これを超える絵を描こうと思ったようですね。

このモネの絵も、オルセーにあり、実は私がモネを好きになった、理由の絵の一つでした。  

何故って、スカートの白色が本当に本当に鮮やかでしたよ、白色が絵画で印象に残るなんて想像もしなかった。 

150年経っても!


メインアンプの製作(1)

以前に買った、実験で学ぶトランジスタ・アンプの設計(黒田徹著)と実験用プリント基盤&パーツ・セットがあります。

これを組み立てて見ることとします。 

1石から3,5,7、9石アンプを経て11石までのアンプを組めるように基盤が設計されているようで、アンプのお勉強になるところが面白いと思いました。

11石アンプはかなりの低歪(0.001%以下、1khz、10khz)が実現可能とのことです。

部品を、例によって白紙のセロテープで貼り付け、部品番号とR.C等の価や部品番号などを横に書き出しました。


2012年3月14日水曜日

ダイナミックオーディオ(秋葉原)に立ち寄って

以前から、何度か秋葉原に行くたびに、立ち寄っており、時々このブログにも掲載していました。

本日、仕事の帰りに秋葉原に部品を購入する為に立ち寄り、やはりいつものようにお店を覗くと、本日はいつものJBLコーナー(3階)で20分ほどお話ができました。

相手は、厚木店長(取締役)さんで、以前もお話を聞いたのですが、学生時代はオーディオの自作をされており、本当に御自分の気に入ったシステム(JBL)に到達されて、オーディオをお仕事にもされてかつ御自宅でも音楽を本当に愛されているという、まことにうらやましい方です。

オーディオというよりは、音楽に対する熱い思いを聞かせていただきありがとうございました。

私は、今は御店ではお客ではなく、ただただ自分の自作システムの音が良くなるようにJBLの音を聞きに行くだけですが、お店にはすばらしいシステムが出ていました。 

エベレスト66000を初めてお店で見て、しかも完売でした。

お気軽に良い中古、しかしかなりハイグレードのオーディオ製品(JBL以外ももちろんあります)が、見聴き出来る場所なのでご案内いたします。 

(URL)http://www.dynamicaudio.com/
TEL03(3253)1311

2012年3月11日日曜日

USB-DACの技術情報(トラ技2012年2月号)

USB-DACはemisukeさんの4399Q2と、VICSキット(PCM2704)をつくりましたが、正直に言って回路が良く理解できない。

同様に思われている方へ、今まで私が勉強した本と同時に掲題の雑誌も紹介します。


1)A/D・D/A変換回路入門(相良岩男著)
解りやすい本で、理工学部電気通信学科卒業でもトランジスター/IC回路技術がわからない私にも、DACの時代と共に変わってきた技術の概要がわかります。


2)デジタルオーディオ30年の歩み(柴崎功)シリーズ(雑誌、無線と実験に約6年続いた)
こちらは図書館で借りてくるたびに大分コピーをとりましたがまだ大半は読めていません。

ただし、こちらは原理よりも、現実に発売されたCD、DACほか機器の特徴と変遷が中心です。


3)トランジスター技術2012.2月号
この雑誌は色々なキット(多くはマイコン関係)を過去に企画されていました。

この月はなんとUSB-DACを独自に設計して、またその使用されている技術を詳細に解説しています。

特に私が興味を惹かれたのではUSB変換です。

DAC回路は多くの解説書や、あるいはチップメーカーの説明があるが、USB→SPDIF変換はほとんど無いのですが、ここには解りやすく解説されているようです(全部読破出来ていませんが)。


USB変換チップメーカーが台湾など海外メーカー中心で、サイトで親切な技術情報開示がされていないので、大変助かります。

興味のある方は御覧ください。  なおキットは4月後半から販売するそうです。

追記:16日にトラ技HPを見ると、69,800円で192khz24bit(USB2.0)だそうで(4月26日発売)ただし限定100台(USB変換はチップでなくFPGAで作り込みです)。 

どうしようかと思いますね。 

私のemisuke-DACは設計者がSRC4192がお好きで、結果、96khz24bit limttedなので・・・・ 

でもブログを書きながら聞いていますが、本当に良い音を出しています。

どんどん技術は進んでゆきますね。  遅れないように勉強しましょうね。



2012年3月10日土曜日

東日本大震災から1年

明日、3月11日で1年が経ちます。  

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りもうしあげますと共に、ご被災された方々に心からお見舞い申し上げます。 

あの日、私は大阪駅前の地下街を歩いていて、本震は気付かなかったが、大和ハウスビルのエレベーターの中で大きな余震を感じ、その後の打ち合わせの最中にテレビで大変な映像を見たことを記憶しています。 

会社にTELして、食料、日常品の購入をしてもらいました。

もちろん新幹線は止まり、帰宅できず、東戸塚には次の日の昼過ぎにヤット着いたが、その後関東での計画停電など、被災地とは比べ物にならないにしても影響を受けました。

その後しばらく、関西、関東、東北には温度差が続きましたね。

半年後、仙台宮城野に行き、我々の元の倉庫を見たときは、震災の悲惨さが本当に。

1年経ってテレビの光景はほとんど何も変わっていない、

何故これだけ遅いのだろうか、政治なのか行政なのか一体何をしていたのか、という怒りを超えた悲しさ無力感ですね。

決定も遅れたが、10兆円の補正予算は決まったのに、少しでも早く使用されれば、東北の景気も上向くはずですね。



企業経営では遅れは何にも増して致命的欠陥となり、会社はその結果間違いなく没落→潰れます。

従って遅いという悪い遺伝子は自然に淘汰されます。

一方、政治はそういう痛みが本人達にフィードバックされる仕組みが無いから、一つも改善されないのかね。

国政側で何に使うのかなど見てると遅くなりますね。



もう一つは、やはり福島原発事故のこと。  

確かに巨大規模の地震であったが、この事故を想定した本が2010年8月に「原子炉時限爆弾」(広瀬隆)初版で発行されていて、私は震災から少し経って3月発行された2版を読みました。

地震津波で原子炉が壊れるぞという警鐘後、僅か半年後に正夢、悪夢となった訳です。

本によれば
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大被害が出ても、電力会社は日本国内の損保などが作った「日本原子力保険プール」に加盟して、原発一基あたり1200億円までしか保険で賠償金をまかなう義務がないことになっている。

つまり賠償責任には上限があって、その保険を超える損害に対しては、政府が国民の税金で保証することになっている。 被害は楽に100兆円を超えると予想されているのに・・・・

責任者である電力会社が、その被害補償をしなくても良いという条件で原子炉を運転していることを、国民が全く知らない今、事実を知った読者が「電力会社は無責任なまま運転して良い」と納得するかどうかは別問題である。 
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と18頁に書いてある。 

再開にあたって、こういう議論を表に出さないでまた闇で始末されると困るなと思いました。

もしこの条件を変更して、「原発を動かして良いから無限責任を負う条件に変更。」と言ったら、電力会社で原発の動かせる会社が日本にいるのだろうか、保険会社もね。

だとすれば、原発を推進したこと、事故も本当は国政の責任ですか(その割には映像は政府が東電を叱っているが)。  


この本は起きてから、「それ見ろおきたじゃないか」というスタンスでなく、起きる前に書いた警鐘本なので、一読の価値があると思いますよ。  ただし初版本と2版が大幅に異なるかどうかまでは把握しておりません。

本の帯びに書いてあることは;

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科学的・論理的に考えれば、周期的に到来する東海大地震は間違いなく起こることであり、これを否定する人間は電力会社に一人もいない。 

その時に、浜岡原発が破壊され、取り返しのつかない末期的な大事故が起こる可能性は、ほぼ100%といっても良い。 

これは、時限爆弾の爆発を待っている、と言うことになる。 私たちにわからないのは、その時限爆弾がいつ爆発するようセットされているか、その時刻だけなのである。  ーー本文より
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こちらも、早い決断が必要ではないでしょうか。 ここから色々意見があるでしょう。


私には、50数基全部を廃炉にするのは勿体ないが、残存可能期間の長い設備で条件の良いものを基準を決めて数分の一選択して、リスクをもし数桁減少させる事が出来れば、技術屋の直感としてゼロでなくてもすむかなという感じです。  

しかし、今後どうするかは、あくまでも科学的結果から進めないと、進路をまたまた誤ります。

1.5分の一なのか、3分の一なのかは、現在何も情報開示がないので判りません。 

あまり少ないなら一層全部やめるべきです。  

でも全部やめても、既に作った燃料棒は残るし使ったあとの残渣は膨大にあって、保守の費用は例え全部やめても変わらなくこれから膨大に社会維持費となってかかってくるでしょう。

困ったものですね。

ソフトバンクの孫正義さんが、モンゴルから中国・韓国経由クリーンエネルギーを送電してくるアイディア「アジアスーパーグリッド」を発表されたが、現実性は十分にあると思います。  

ケーブル屋(電力専門ではないが)からみると、送電の技術は現在日本にあるのではないでしょうか。  

これとか、他の安いクリーンエネルギー設備が出来るまで、騙し騙し原発を最小限使うしかないでしょうかね、でも安全のリスクを国民に透明にしてが条件です。(2012年4月12日現在ではそうならないですか・・・・どうなりますかね)  

国の国際競争力も必要ですし、ただでさえ高い日本の電力料金がですね。







2012年3月7日水曜日

ショパン紀行・CD

ショパン紀行(堀内みさ著)という本を買って読みました。  

小学校高学年からクラシックが好きになり、高校で少しジャズ、大学に入りフォーク、社会人になってからはJPOP、演歌、歌謡曲となんでもいいねとなった。

でもクラシックは一時期ショパンしか興味の無い時期もありました。

この本は、堀内さんご夫婦が、奥様が書かれ、旦那さんが写真をとるスタイルで、ショパンの成長過程を追ってヨーロッパ中を10.000km回られたとか。

今年5月中欧に行きたいと思っていて、ショパン、ベートーベンなど音楽家と、絵描きさんの中欧のゆかりの地など、前もって知ってゆくと面白いかと思って読みました。

ショパン大好きな方は多いでしょうから、ゆかりの地の写真も豊富で、本文250頁ですが250枚ほどのきれいな写真があり、写真の合間に本文が有るような素敵な本です。



ショパンのCDの解説については、すごいHPがあるのでご紹介します。 
http://www10.plala.or.jp/frederic3/listen.html

良くここまで調査されたなと思いました。


2012年3月4日日曜日

勝浦のおひな祭り

3月3日、4日と娘夫婦と千葉に行き、勝浦のおひな祭りを見てきました。 初孫の初節句でもあります。


地方での、町おこしは、頑張てくださいと、エールを送ります。



色々なお雛様が楽しめました。


ともかく、町中がおひままつりで、首都圏から多数の観光客がこられていましたね。


これは、遠見岬神社のお雛様で、ご存知な方が多いいと伺いましたが、私はもちろん初めてで大変楽しみました。

2012年3月1日木曜日

USB-DDC音質改善(5)

困った事がおきており、バッテリーなのか、この箱の入出力のどこかの接点か、調子が今ひとつ。

PCを再立ち上げも、かなり必要で。  

このあたりは自作では当然起こりうるが。。。。

箱を飛ばして、硬い音を聞くことも時々。

システムの信頼性をどう確保するかということです。。。

でも、私のブログを追試していただいて、結果がよかったというコメントを初めて今日いただきました。  有難うございます。

勇気100倍で色々試行錯誤してゆきますよ。



2012年3月18日追記:
思いついて、それぞれの機器のSWをONする順番を、決めてみました。

即ちDDCとDACを先にONにして、その後PCをONとする。

そしたら、2回とも、一発でPCはUSBを認識して問題なく開始出来ました。  

考えてみればあたりまえなのかもしれないが、でも通常のUSB機器の認識はこうではないですね。