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2013年5月2日木曜日

リスニング特性の改善(5) ~かないまる式吸音パネルVSヘルムホルツ共振器を利用した吸音パネル~

1)何故吸音パネルを検討しはじめたか
この題名の(4)に掲載の我スピーカーシステムの周波数特性をご覧いただくとわかる、低域のレベルの暴れを改善したいからです。
吸音パネルの試作れいです。



2)低域暴れの原因について
私のウーファーがバックロード型なので、多少密閉箱、バスレフ型と比較して暴れやすいと思います。

しかし、多くの文献など、あるいは現在MJ無線と実験誌でiPadを使用したオーディオ測定技術を連載しておられる、新井祐一先生の記事でも、部屋の定在波の影響が支配的であることがわかります。

3)吸音パネルの検討について
既に世の中では、多くの機種が販売されております。 実例の一部を以下に示します。
http://www.daiken.jp/b/kabe/14_026.html
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop4.htm
http://www.strider.biz/bouonnzai.html
http://www.bouon.jp/gac/
http://www.si-rd.com/seihin/ycu03.htm

4)吸音パネルの自作の検討
ネットで調べてみると、多くのサイトで検討されているが、自作の例はわりに少ないようです。
特に低音用の吸音パネルは、厚さが1m以上必要などの記載が多く、自作はあきらめられているのだろうと推察します。
そういう中で、SONY現役の金井さんが、自宅スピーカーの壁面からの反射による定在波消去のために作られた「かないまる式吸音パネル」はプロの自作なので追試の意欲がわきました。
http://kanaimaru.com/4ch_club/0f.htm

さらにネットを調べてゆくとAudio BBSという掲示板を志賀さんが開いておられ、過去に定在波についても、複数名の方の議論がありました。
http://8317.teacup.com/shigam/bbs?

かないまる式の試作の計画を皆さんに尋ねたところ、可能性がありそうだという志賀さんの意見とともに、ヘルムホルツ式吸音体の紹介を受けました。

5)ヘルムホルツ式吸音バネルの検討
ネットでヘルムホルツと吸音で検索すると、最近の多くの文献や特許が見えてきました。

三菱電機は、電気掃除機の騒音低下に、ヤマハはバスレフボードの形状改善に、神戸製鋼所は防音パネル用試作?、また神奈川大学、岡山県工業技術センターなど多くの論文が出されているのもわかりました。

サイズのほうも、部屋につけられる寸法ですみそうです。

かないまる式吸音パネル(グラスウール使用)は、グラスウールを加工するときに、チクチクするのも難点、また構造設計と特性の関係がわかりません。

本方式の方が文献もあり、確実に設計ができるかもしれないが、一方では複数の吸音構造をどう作れば良いか、検討が必要です。

もう少し検討してから決めます。

見つけたサイトは以下に参考として添付しておきますので、興味のある方はご覧ください。

http://jstshingi.jp/abst/p/12/1228/cic_a07.pdf
http://www.fun.ac.jp/~sisp/old_report/2009/03/poster03_sub.pdf
http://www.jsme.or.jp/publish/kaisi/090901t.pdf
http://klibredb.lib.kanagawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10487/7864/1/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E9%9F%BF%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E8%AC%9B%E6%BC%94%E8%AB%96%E6%96%87%E9%9B%86199503.pdf
http://www.hues.kyushu-u.ac.jp/education/student/pdf/2012/2HE11081Y.pdf
http://www.acoust.rise.waseda.ac.jp/publications/happyou/asj/asj-seino-2005march.pdf
http://www.ceisoftware.co.jp/images/img-ugm/ugm2/ugm2_3.pdf
http://www.optic.or.jp/kaiseki-shien-net/0main-page/newpage2/topics/seminarNo1/No02Sanada.pdf
http://www.mitsubishielectric.co.jp/giho/0611/0611158.pdf

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