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2014年5月24日土曜日

世界のピアニストたちを記した書籍2冊のご紹介

1)二十世紀の10大ピアニスト 中川右介著 幻冬舎新書 1,100円

本屋でこういうタイトルの本を見つけて、会社への行き帰りで読んでいます。

が、気持ちは、小さい時代にさかのぼりますね。

元々ピアノが好きで、ショパンが大好き。

ピアニストは、LP、CDを買う時に誰のにしようか、考えながら買っていましたが、結局ルービンシュタインが圧倒的に多く、あとはサンソンフランソア、ギーゼキング、ケンプ、リパッティなど。

この本では、

セルゲイ・ラフマニノフ
アルフレッド・コルトー
アルトール・シュナーベル
ヴイルヘルム・バックハウス
アルトウール・ルービンシュタイン
クラウディオ・アラウ
ウラディミール・ホロビッツ
ドミトリー・ショスタコービッチ
スビャトラフ・リヒテル
グレン・グールド

の10人をあげています。

あげた根拠は
①すでに亡くなった人物。
②録音が残っていること。
③人生がドラマティックである事。
だそうで、

それぞれのピアニストの人生がオーバーラップして、
時には仲良く、時には大変仲が悪く絶縁状態となる。

姻戚関係もできる。

戦争、ナチ、帝政ロシアの圧政、米ソ冷戦などの多くの政治問題に翻弄される。


著者の圧倒的な音楽に関する情報量と読ませる文筆力もあり、大変面白く読みましたので、ご紹介します。 



さらに興味を持って調べてゆくと、CD付の以下の書籍が見つかり、購入して聴いています。



2)偉大なるピアニストたち アラン・ロンペッシュ著 東川 愛 訳 2,800円
Yamaha Musicc Media Corporation

こちらは、44人のピアニスト(タフマニノフ、コルトーからアルゲリッチ、ポリーニへの系譜)の何しろ代表作が2枚のCDーROMで49+46曲入っています。

それでこのお値段なので、本はほとんどおまけという構成です。  

なお通常のCDレコーダーでは再生できませんが、PCで再生可能です。

録音はラフマニノフ時代の古いモノラルから、ステレオまでで、MP-3形式なのですがまずまず楽しめます。

ラフマニノフは、今まで作曲家としての意識が強くて、シューマンの謝肉祭をこういう風に弾くのか。。という新たな感激ですね。

録音について言えば、サンソン・フランソワの左手の為の協奏曲などは、本当にMP-3かと疑うばかりです。。。それとも我耳が 駄耳になってしもうたか。。。  でもバイオリン広域はさすがにMP-3の限界か


本のほうは、読み始めたばかりですので、いつかまた追記することとしましょう。

 

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