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2013年6月9日日曜日

リスニング特性の改善(8) ~岩瀬式多孔吸音板の机上設計~

試算をしてみました。


no.L板間隔(cm)l板厚(cm)p孔ピッチ(cm)V空気室(cc)δ補正(cm)1.3rl'パイプ長(cm)r孔半径(cm)S孔面積(cm2)f共鳴周波数(hz)
 61106000.32550.250.19635229
 611513500.32550.250.19635152
 612024000.32550.250.19635114
 612024000.2670.20.125664107
 61106000.1310.10.03141642


計算結果は以下のとおりですが、間違っていないだろうかな。

厚さ6cmの空間でウーファー帯域の邪魔な反射波による定在波を消せることが魅力的です。

過去の物の本によれば、この帯域をなんとかしようと思うと、多分厚さは1.5ケタ位、上の必要であったようです。

モデルは以下のような板2枚に挟まれた空気室があって、孔に直結されたパイプが装着されたものです。

この構造の味噌は、パイプを孔に着けることで、従来のヘルムホルツ吸音箱の数分の一の周波数で、吸音率が0.7以上の効果を得られる事でしょうか。

             
      
             

黄色表示がパイプで、パイプ内半径がrです。 
パイプ長がl’です。
板の間隔がLです。
板厚がlです。
板に空いている孔のピッチがpです。
孔がpピッチで空いているとして、一つの孔が後ろにもつ空気室は、
空気室容量=p×p×Lです。

空気室の共鳴周波数をfとしたとき

f=(c/2π)SQRT(S/V(l'+δ))

 となります。

なお、cは音速で、πは円周率、Sは孔の面積、δは補正値で文献によって色々ですが、今回は1.3rを使用しました。

さてどうやって実現しようかな・・・・・・

かないまる式との併せ技もありそうですね。




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