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2011年12月31日土曜日

趣味の世界〜2011年からブログ創設〜

今年は東日本大震災に始まり、大型台風や超円高など大変な1年だったように思います。 

被災された方には改めてお見舞い申し上げます。

趣味の世界として、今年を振り返って見ると、項目別には以下のようになります。

1)オーディオ
1月15日、昨年10月から作り始めたEMISUKE DAC 4399Q2が鳴り始めました。

作り始めた時には、なんでこんな事を始めたのか、本当に出来るのかと心配と後悔をしたが、運良く完成出来ました。 
 
旭化成エレの佐藤さん(AK4399の開発者)とはひょんな事でメールのやりとりがあり、できたら一度お聞かせすると言っていたが今に至っています。

そのあと、ウッドホーンを作りたくなって、やるなら2インチホーンだと。
  
山本音響さんなどが販売されている横幅の広いタイプは、工具を持たない素人には無理と初めから諦めて、新井先生の本にある小型の高音用のホーンの製作方法を拡張して、体積比では約8倍のfc=290hzのホーンを製作。

途中で、ウーファーがいるぞということになり、九州在住の方のお世話で、長岡先生の古い本をお借りして、設計の出ている30cmバックロードホーンを作りました。

ウーファーにバックロードホーンはあわないという話もありますが、私はバックロードにこだわりました。

ネットワークは金田先生の設計に沿って、コイルは自作で6db/octのネットワークを自作。

スピーカーはウーファーはFW305を使用、スコーカーとツイターはBMS4592ND(同軸)を使用し、11月から音を出しています。

ネットワークの構成の段で、JBLの高級機には標準装備となっている、チャージカップルというバイアス方式も採用しました。

来年何をやるかですが;

①ウッドホーンの固定・受け座の製作とネットワークのケース収納。

②USB DDCのノイズ対策が無線と実験に出ており簡単そうなのでやってみる。

③アンプがそろそろボケテきているので、メインアンプを更新する。  
黒田 徹先生の「実験で学ぶトランジスタ・アンプの設計という本と付属キットを購入しており、1石→2石→3石→5石→7石→9石→11石と部品配置を変えればそれぞれの設計でアンプ動作を確認出来る。  
11石では15wでTHD0.01%以下の低歪率が実現できるようです。

あとはどれだけ時間がとれるか次第ですね。

2)テニス
今年はあまりやらなかったが、それでも30-40回×3セットはやったでしょうか。  保土ヶ谷のレニックスhttp://www.lnix.co.jp/というクラブで専ら家内と一緒にやっています。

早慶理工庭球部OB戦にはポイントゲッターとして(自分で思うほど皆はそう思っていないかも・・・)、10年ほど出場していますが、今年は途中で足を痛めてリタイヤと残念でした。

3)囲碁
オーディオ自作の機会増加と共に、減ってきましたね。  

会社関係マンションの同好会、テニスクラブ以外では昨年は宇宙棋院で毎土曜日やっていたのですが。  従って腕前はのびません。

4)旅行
5月テニス合宿は行けずでしたが、夏は利尻礼文、秋には信玄公菩提寺恵林寺から山梨ワインセラー(テニスの仲間とバス旅行)と香嵐渓に行きました。  

5)絵画観賞
モネを見に行っただけですか。  
その後、「日本の美術館ベスト100ガイド」なんて本も買って、鑑賞記もと思っていたのですが。

来年もよろしくお願いします。

2011年12月29日木曜日

3Way ネットワーク(アッテネーター調整とチャージカップル回路実装)(3)

12月は良く首都圏以外に行きました。  

景気が悪いので来年もよろしくお願いしますとご挨拶に、仙台、名古屋、大阪2回ですか、懇親会(忘年会)も多かったな。

やっとネットワークの改良?を再開です。

回路はこんなもの・・・ 

アッテネーターの変更と、チャージカップル回路の追加ですがRはすべて値が変わり、Cも分割する事になるので、基盤から全面変更です。

チャージカップルの2チャンネルの記事を見てゆくと、2002年4月16日にJBL4425mk2の回路についてJBLに問い合わせた方がおられて、その時のJBLの返答を書かれています。

そのまま以下に引用すると、

「お問い合わせの件、チャージカップルの回路についてですが、これはHFのネットワーク回路内キャパシティーにバイアスをかけて信号通過時の歪(実際は顕微鏡的な部分です)を生じさせないように考案されました。  回路上では電流はほとんど流れないように設計されています。  キャパシティーの種類はフィルムタイプを使用しております。  抵抗はセメントタイプです。  回路定数は公表しておりません。」

抵抗値ですが、ネット上で調べるとJBL Poject EVEREST DD66000のマニュアルが見つかりその中を見てゆくと2.2MΩを使用していることがわかりました。  でもこのあたりでは1Mも2.2Mも変わりませんからIMΩとしました。 

なおマニュアルには、「電池が切れても音は聞こえるが新しい電池に交換したあとには、バイアスネットワーク回路の歪低減効果を実感されて驚かれることでしょう。」と書かれてあります、期待しましょう。

電池は9Vを1個使用、同一電池からスコーカー、ツイターに供給してよいのかという議論もあったようですが、ほとんど電流が流れないので無視できるでしょう。 JBLも電池1個ですが、最新の設計では100Vを整流して9Vを作っているようです。

基盤上のR、C、電池はこんなところで(配線前ですが)です。  電解コンデンサーは一応オーディオ用で、私の自作DACの出力側にも同じのが載っているので、ネットワークでも許されると思っています。




新しいネットワークで聞いてみました。

アッテネーターを変えたので、スコーカー、ツイターがウーアーと同レベルに持ち上がったのがよくわかります。

最初はバイアスをかけずに、Saving all My Love for You(by Whitney)を聞いてみました。

次に、バイアスをかけてみると何かもう一つクリアーな、ダイナミックレンジが広がったような気がします。

簡単な回路なのでみなさんも試されてはどうですか(一応自己責任ですよ)。

なおこの回路設計はJBL社が特許を持っており、自作以外ではJBLを聞くしか方法がないので、この辺が自作の醍醐味ですね。



2011年12月23日金曜日

大阪駅前の中古CDショップ

昨日は、朝5:15に家を出て夕方まで大阪で年末のご挨拶まわりでしたが、お昼休みに時間が少しあったので、大阪駅前第1ビルB1FにあるDISK JJに。

2年ほど前に偶然に見つけた中古CDショップで、クラシックもありジャズもあり、ルービンシュタインのショパンコレクション(11枚)もここで見つけました。

いつもどおり、3枚ほど求めて、店を出てふと横を見ると、なんと1軒おいてもう一つCDショップが。

聞いてみると4月に少し離れた所から店を移られたとか。

なかに入ってみると、ほとんどクラシック専門のお店のようです。  Waltyという名前のお店で、楽器別に、かつ作曲家別にキッチリCDの仕分けがしてあり、ダイヤトーンの3 Way(ds-2000)で良い音がなっていました。

高校時代に何回聞いたか分からないサンソンフランソワですが、今も持っているショパンピアノソナタ(LP)ではなくワルツ全集(CD)をさらに1枚求めてきました。

また大阪出張に楽しみが増えた感じです。

2011年12月18日日曜日

3 Way ネットワーク(チャージカップル)(2)

埼玉に行くついでに、秋葉原に寄りました。  

ネットワークの変更(アッテネーターの定数変更とチャージカップルへの変更)のための部品選定と、例によってダイナミックオーディオによるためです。

ダイナミックオーディオでは、朝10時と早く着いたのですが、秋葉原の常識とは離れて既に店は開いており、見慣れぬスピーカーをつなぎかえの最中でした。

聞けばALTECのバレンシアで、「見た目では中は38cm同軸ですか」とうかがえば、そのとおりとの返事でしたがネットで調べるとウーファー+ホーンのようですね。  

LinnのCDとCAT某・・・6550が片CH8本! のメインアンプで聞くことが出来たが、JBLとは違ったALTECの深み・渋みのある音でボーカルを聞くことができました。

チャージカップル回路では、コンデンサーを購入するのに一苦労。 

というのも、通常の容量の2倍が必要、何故なら直列に分割するためです。

オーディオ用マイラーで10μFは無いのですね、あるいは天文学的に高いようです。

しかしよく考えると、両極性は必要ないのですよね、というのも±に振れないようにする為に、バイアスをかけるわけですから。

オーディオ用でも安い電解コンデンサーを選び始めると、店の人が怪訝な顔をしました。 

無理ないですね、こんな条件でネットワーク用コンデンサー選びをする人は初めてでしょうから。

ついでにというか、いつもの悪い癖で東京ラジオデパートの地下で、リチュームイオン電池のジャンクを購入。 

なんと7.2V(1,750mA)が5本、800円で入手、全部使えるとは限らないからと思って買ったがメインアンプ用や色々使うためにはもっといる事があとでわかった。

充電器をまた作らないとね。

(2011年12月23日追記:調べた結果、リチュームイオン電池の充電器自作はリスクがありそうなのであっさりとあきらめることにしました)

2011年12月11日日曜日

3 Way ネットワークについて(チャージカップル)

まだ9月17日のブログの表の修正が出来ていませんが、ネットワークの設計でfc=290hzのコイルを巻こうとしたが、Lが設計通り出なかった。

原因は定性的には分かっていて、(まだ計算をしていないが)コイルの線長を計算するのに、コイルを巻くほどコイル内径が大きくなる事を計算上無視しているために大きな誤差が出ています。

そのうち表を修正するとして、追製作される方が困られないように、事実のみ報告しておきます。

さて、ネットワークとしては、レベル調整をするのですが、そのほかにJBLのネットワークで使用されている、コンデンサーへのバイアスに興味があり調べてみました。

まず、「チャージカップル・リニアディフィニション・ネットワーク回路」という名前があって、国内でも7-8年前に色々議論がされている事がわかりました。

2チャンネルをお嫌いな方は、駄目でしょうが以下のサイトに載っています。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1017153530/

コンデンサーへの印加電圧が+ → 0 → ー と変わる瞬間に、多分非線形歪がおきるよね、ト言えば誰でもそうかもしれないと思いますよね。  

これを防ぐ為に電池でバイアスをかけるというのがカタログの説明です。
http://www.harman-japan.co.jp/jbl/hifi/4365/

推定したように、コンデンサーを2個直列にして、その中間に9V程度を電池で印加し、電池側には交流成分が分流しないようMΩを直列に入れるようですね。

簡単なので試してみようかと。
どなたか既にお試しの方は結果教えてください。

2011年12月10日土曜日

3 Way スピーカーの測定(2)

マイクコードを購入して、実際にスピーカーを聞いている位置から測定をやりなおしです。


前回の測定のような右下がりの傾向はなくなりました。 

理由は前回のマイクの向きと、ホーンスピーカーの軸には多分45°近い軸ズレがあったが、今回は視聴位置なのでホーンの軸と向きがあっているためでしょう。

しかしウーファー( 〜430hz)とスコーカー(430〜6300hz)、ツイター(6300hz〜 )にはレベル差があるようです。特に100〜200hzの山は気になります。

3スピーカーのレベル差は抵抗値変更で微調整が可能で、アッテネーターの出力インピーダンスがが、初期設計と多少変わることを無視すれば、ウーファーに対して能率の良いスコーカー、ツウィターにかませてある分圧用抵抗値を大きくして分圧分をあげれば良いと思います。

でもウーファーの100-200db間の山はどうしましょうかね。
聴感上はわからないし、音全体は慣らし運転も進んだせいか素晴らしくなっているという感じなのにしゃくですね。

2011年12月4日日曜日

3 Way スピーカーの測定

BehringerECM8000というコンデンサーマイクと電源と変換コードを、通販で求めたところまでが前回のご報告。  

本日朝から、My Speakerというソフトをサイトからダウンロードしました。

測定のためのマイクは専用のスタンドがないので、例によってビニールテープでカメラの3脚に固定しました。  




写真はファンタム電源部に、マイクを直付けしたところです。



スピーカーから40cmほどの至近距離に設置しました。  

というのも、マイクの出力レベルがコンデンサー型の為に、6db程低いということも聞き、外来雑音を外すためにも近距離のほうが良いといいう事のようです。

新井悠一先生の「高品位スピーカーシステム」にMy Speaker以外に合計4種類のソフトを使用したオーディオ特性の測定方法が記載されており、ダウンロード開始から1時間程でとりあえずグラフに、出力がでましました。



ソフトはお試し期間(無制限)ながら、上記グラフのように周波数特性の重要な部分に表示が出てきてしまうので、早くレジスターをする必要があります。

スピーカーから40cm地点ではウーファーとホーンのどこにマイクを向けるかで、特性が異なるでしょう。

たった3ー4回のトライアル(右側スピーカーのみですが再現性有り)ですが、ウーファーとスコーカーのクロウオーバー430hzの前後で、低音部分70-200hzが430-3khzより数db高いのは、バックロードホーン(BF)の効果もしれません。

というのも、アッテネーターの設計には、118db(中高音)ー95db=23dbとしたが、ここにはBFの効果+3dbを無視していました。

一方4khz以上が中域と比較して20db程落ちているのが単にツイター部の指向性によるものか、他に原因があるのか、このあたりをこれから調べてゆきます。  

聴感上そんなに落ちているのかな?  それなら私の耳の方が問題?  ただ私の耳の高さとマイクの高さは違うね。 マイクセッティング一あたりに耳を持ってゆくと確かに高音がぼやけた感じに聞こえる。

マイクのセッティングはたしかに上をむいているので、ウッドホーンが多少上をむいていることとあわせると、ウッドホーンの中心軸方向から大分ズレテイル可能性を排除できませんね。


マイク入力には、DELL PC DimensionC521の内蔵ボードをそのまま使っているが、この高音域特性も怪しいし、何が原因かは切り分けに手間取りそうです。

2011年12月3日土曜日

ウッドホーンの設計図面

今回BMS4592NDを装着した、2インチスロートウッドホーンの図面を以下に示します。
ついでに、次回作るならば、このあたりを気を付けて作るという反省の箇所も付け加えます。

なお、制作費はソフトメープル21mm厚の集成材の場合で、片ホーンあたりスロートアダプターを入れて46、000円程度です。  市販の2インチ用ホーンは相当かかりますから安くできました。

皆さんが良く見られるウッドホーンは横長の設計が多いですが、上面と下面のホーンの曲線を作るには相当の鉋がけが必要で、電気鉋でないと無理ではと思います(やったことはないですが)。

一方本報告の構造は、曲線を作るのも(正確には11辺の直線で擬似曲線)、全て東急ハンズで加工を頼むのでこの手間はありません。

最初に、11片×4個の設計図の左半分を示します。  大きいので2分割して次の写真②と両方で全体を示します。

写真①を示します。

写真中右下に①というドライバーユニット側の木片の平面図がそのあり、その左横が側面図です。

以下その上の図面が木片②、③・・・となりますが、写真の関係で次の写真に移ります。



この写真②は、上の写真の片側半分です。


このホーンの短所は、4枚のホーンを構成する板の接合部をピッタリト合わせることがなかなか難しいところにあります。 

上の写真③をご覧いただいて、これは美しくないと思われればこの方法は取らない方が良いかもしれません。

写真に見える板の接合部の隙間を縮めるには、写真①、②で示した木片の寸法を調整すれば1-2mmの誤差まで追い込めるかもしれません。

それには数組み製作しないと良いかげんのところが分からないでしょう。

私は自室で、ほとんど私だけが楽しんでいるのでこれで良しとしました。



写真④には、ホーンの側面図を示しました。 

なお写真④で示した右端にホーン側受け板と、スロートアダプターが付きますが、図面上にはありません。


写真⑤には、スロートアダプター(左)と、ホーン側受け板を示します。 

左右2組みずつ必要です。  左側のスロートアダプダーは上面の開口部は真円ですが、反対側は正方形になります。

右側のホーン側受け板は、片面はスロートアダプターにピッタリサイズを合せ、反対側はホーンの形状にあわせてなめらかに加工しました。  どうしても1-2mmの狂いは出てきたので。

ホーンの中や、側面を手で叩くと、根元に近いところはコツコツという音で共振はしそうにありませんが、外縁はコンコンと音がして、多少は別として、多分共振の原因になると思われます(使って見て共振しているようには思えませんが)。

現在、測定用マイクを調達中で、周波数特性と共に共振につていも測定し、問題があればデッドニングするつもりです。 ← 2012年3月現在、問題は発生していないです。

秋葉原の小泉無線で聞きましたが、鉛テープ位しか良いものがなさそう?  

少し軽くて効果があるかは分かりませんが。



30cmバックロードホーンウーファーについては、長岡鉄男先生の「オリジナル・スピーカー工作45」のP162の設計をそのまま使いました。 

世の中では、フルレンジは別としてウーファーにバッククロードホーンは合わないとという事になっている?  

でも私の部屋ではフロントロードはまず奥行が無理なのでバックロードでチャレンジします。

皆さんと同じことをしても面白くないですよね。

なおこの図面(バックロード30cm)にはミスプリが1箇所あり700mm→500mmとなっており、東急ハンズでも誤って切断されてしまいました。  スピーカーの裏板なので、張り合わせて使っています。

販売された本の図面は、HPへは掲載はできないルールですが、もし必要な方はお申し出くださればお送りしましょう。

そうこうするうちに、コンデンサーマイクECM8000(Behringer)が届きました、

が、なれないもので電源と、I/Fコードは一緒に頼みましたが、更に延長コードが必要なようで、週末に測定をするのは難しそう。。。。