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2011年8月28日日曜日

ウッドホーンの製作(5)

なんとかウッドホーンの最終形になりました。  美しく作ろうとしたのですが、なかなかそうはいかず遠目ではわからない、歪み、隙間、食い違い・・・を、集成材を加工した時の鉋くず、鋸くずなどとボンドの練り合わせたもので埋め合わせてこの形になりました。

そういえばオリジナルの新井先生の本にも、「細かい所には拘らず、大局的に作ってゆく」とありましたが。

ま~、先生のホーンの体積的には約8倍の大きなものをいきなり作ったのですから、こんなもんかなあ~  開口部が430mm×430mmで奥行きが400mmチョットで2インチスロートホーンの設計です。

作ってみて反省点はまず、台形型の集成材の端面を45度で切り込めば、ホーン型になると思っていたのが間違いで、ホーンが開くに従って、本当は45度ーαでないといけない、  とか
最初に作った冶具の精度が出鱈目で、1/4ホーンのそれぞれが寸法が異なる とか
色々勉強しました。

こんなこともあろうかと、負け惜しみですが片方のホーンしかまだ作っておらず、反対側のほうは少し寸法を微調整して、冶具の製作共々、東急ハンズに頼むつもりです。

両方とも作りなおした方がいいんじゃないと妻は言うのですが、音は変わらないでしょうからこのまま使ってみます。

ホーンのスロートアダプター部分はこれからです。

2011年8月20日土曜日

ウーファーの製作(2)

ウーファーの組み立てをとりあえず終えました。  音頭にガラスウールなどの吸音材をどの程度つけるのが最適か聞くためには、何度も側板を外して調整せねばなりません。

その為に、両スピーカー共に38mm長の木螺子で、6か所ずつ片側の側板を仮固定しています。
まず全く吸音材無しで聞き始めましたが、パンチのあるまあまあの音ですね。

中高音はウッドホーンなのですが、こちらはまだまだなのでとりあえずウーファーだけで馴らし運転を開始というわけです。



写真では、P650バックロードホーンが上に乗っていますが、能率が10db以上ウーファーのほうがよい。

ウーファーに抵抗をかませないと両方がマッチングしないが、そんなことをすれば折角のバックロードホーンのDFが落ちて台無しになり、長岡先生に叱られるので、早くウッドホーンを作ることにします。

まだドライバーユニットを決めていないのは、無線と実験2011年3月号栗原さんの「同軸2ウェイホーンドライバー導入記」の後半を待っている為です。

どうもCPを考えるとBMS4592NDが良さそうなのですが、ツウィターの上下指向性が良くなくCDホーン(Constant Directivity)を使用して解決したいというのが第一回目の結論でした。

まだ後半が掲載されませんが、4592NDで行けるのか、あるいは多くの方がされているように、同軸型を諦めて、中音は4592ND-MID(ツウィター無し)に外付けでツウィターを付けるのか?

私は、この記事も参考にして、多くの方が開口部が長方形型のウッドホーンを作られているのに、開口部が正方形のホーンを目指して、上下方向指向性の改善を図っているつもり。

本日また円が最高値となったので、早めに輸入手続きしたいところですが、もう少しホーンの製作に見通しがついてからにしましょうかね~  ほんまに出来るんやろうか?

夏の利尻・礼文

お盆休みを利用して利尻・礼文を家内と旅行してきました。  行きのバスで寄った、砂川のハイウェイオアシスで、お世話になっている親会社の社長さんご一家とバッタリあったのは、日本も狭いなと思った瞬間でした。

まず礼文島の花達です。  盛は6月ー7月との事で少しさびしいとのことですが、なかなか楽しめました。
ツリガネニンジン










ハマナス










レブンウスユキソウ

旅行客?に乱獲されて、密生地では2株しかないとの事です。  気をつけましょう。







ハマニガナ
です。 なお季節の花は、「はなガイドクラブ」で検索すればサイトに行けます。  

利尻島には利尻富士があり。  雲の合間に時々全容をのぞかせてくれました。
羽田行きの便が雷雨で30分ほど遅れましたが、楽しめる旅行でした。



2011年8月14日日曜日

ウッドホーンの製作(4)

前号では、張り合わせた11枚の扇形の4枚の板をエイヤット張り合わせればできるつもりでした。

しかし、よく見るとそれぞれの板のそり具合が微妙にちがっていたり、隙間がある。

8枚目以降がそりが大きすぎて、どの板もつかずに離れていく・・・

従って、ある程度張り合わせた板を、無理して再分離したり・・・・ なんだか積み木細工を途中まで作っては壊し・・・を、くりかえしている気分です。


カンナを買いなおして、45度面の微調整をして、今のところ、こういう状況です。

どうしても隙間が出るので、裏から隙間部分に、鋸を引いた時の木材の粉とボンドを混合したものを、塗りこんでいます。

ウ-ファー(バックロードホーン)の製作(1)

東急ハンズでカットしてもらった、切断面の精度が良く、ほとんどハタガネのお世話にならず組み上げてゆくことが出来ます。

組み立ての順番を考えてやらないと、いけません。 
まず上図左のように、側板上に正確に配置を鉛筆で下書きして、その上に各板を置いて、ボンドで接着します。

スピーカー取り付けボードの裏には、オニメナット(東急ハンズで調達)をあらかじめ取り付けておきます。

またスピーカーケーブルは、左写真の中で、中央部上から垂直におりてくる板の上部を少し鋸で溝をつけ、ケーブルの被覆を剥がしてボンドとともに埋め込みました。

非常に簡単に出来つつあるのは、切断の角度が正確なために、ハタガネで固定せずとも正確に90度がでているからです。  定在波対策のグラスウール張りなど微調整する為に、上面の側板は接着するのは待って、しばらく木螺子どめにしようかと思っています。  

なお写真では中を良くお見せするために、側板をとりはずして写真を撮っていますが、底板、及び裏板を接着する際には、必ず側板を上から置いて寸法が狂っていないか確認し、側板は接着しないが上から重しとして置くようにしたほうがキチット出来上がります。

大型なので大変重くキャスターは必要ですね。 ただしストッパー付きでないと、地震の時に動き出す危険性がありそうです。

家内が見に来て、子供たちが心配するよと良く分からないことを言っていきました。

城山三郎(2)

8月初め、東戸塚の本屋リブロで城山三郎の手帳を編集した「どうせあちらには手ぶらで行く」
と、編集をされた次女の井上紀子さんの「父でもなく、城山三郎でもなく」を買って、電車のなかで読みました。

井上さんの本はこれから読みますが、最初の本の編集後談として書かれているように、小説と違って日記は本当にリアルに表現されるなと思いました。


奥様を亡くされる少し前から、ご本人がなくられる前までの日記なのですが、奥様への想いが深かったことと、老いてゆくとはこういうことなのかという事が、実感できるのです。

改めて、自分は城山三郎の何を読んできたのか、今持っている著書を調べたら以下のとおりです。

1)乗っ取り、2)臨3311に乗れ、3)勇者は語らず、4)男子の本懐、5)打たれ強く生きる、6)わしの眼は10年先が見える、7)冬の派閥、8)もう君には頼まない、9)粗にして野だが卑ではない、10)望郷のとき、11)湘南、12)海外は日本人とって何か、13)勝つ経営、14)賢人たちの世、15)当社別状なし、16)アメリカ生きがいの旅、17)気張る男、18)男たちの経営、19)価格破壊、20)大義の末、21)辛酸、22)運を天に任すなんて、23)本田総一郎との100時間、24)彼も人の子ナポレオン、25)この命何をあくせく、26)静かに健やかに遠くまで、27)屈託なく生きる、28)零からの栄光、29)小説日本銀行、30)そうかもう君はいないのか、31)無所属の時間で生きる、32)落日燃ゆ、33)どうせあちらには手ぶらで行く

合掌

2011年8月6日土曜日

ウッドホーンの製作(3)

バックロードホーンの設計を考える傍ら、どうやってウッドホーンを仕上げるかずっと悩みました。

今こんな感じになっています。 

真中から下にある扇形をした板は、厚さ20mm、幅40mmの集成材で、11枚で長さ約440mmの局面を持ったホーンの1/4の部分となり、これを4pcs張り合わせるとfc290hzのホーンが出来上がります。

右側上方には曲面に彎曲した冶具台の上に板をセットして接着中の状況を示します。

左側に3枚の板を張り合わせたものがありますが、これは加工を私が手作業でおこなったので精度が悪く、この再製作を頼むかどうか考え中です。

最初この側面を45℃カットする作業を手鋸と紙やすりで試みましたがうまくゆきません。

またこの扇の写真には各ピースの上面に黒い筋が見えますがこれはエクスポーネンシャルのカーブを描くように各ピースの幅が上面は1~2mm斜めカットしています。

この両方を手作業で試みたがうまくゆかず、最初は渋っておられた東急ハンズ横浜店になんとかお願いしてここまできました。

ともかく東急ハンズの機械加工、さらにはホーン形状に反らせるために、1mm乃至2mm
斜めカットをカンナでお願いしているが、この職人技はとても真似ができない精度があります。

最後の難関は11枚の板を張り合わせた1/4のホーン4枚の張り合わせです。
  
この側面をどうやって「平らにして接着材で張り合わせるか?」が大変ですが、ともかくそこまで進めます。

バックロードホーンも設計図面通りカットをしてもらい、明日午前届く予定です。

こちらも予期せぬことがありひと騒動でしたが、次の機会に報告しましょう。