前回のブログで書いたように、自室の制限を前面に出せば、ホーン開口面に制限が出てくるのですが、開口面がfcを決めるという記述も調べてゆくとあります。
例えば亡くなった瀬川冬樹さんのステレオのテクニックhttp://www.audiosharing.com/people/segawa/technic/technic_25_1.htmには、
「ホーン・スピーカーの低音の限界は、ホーン開口部の周囲の長さが、波長と等しいところまで、と決まっています。」
と記載があります。
また亡くなった高城重躬さんの本にも同様のことが書いてあったように思います。
しかしハイパボリックホーンやエクスポ-ネンシャルホーンの理想式(理想ホーン)にはこういう項目はないのでもう少し調べてみることにします。
この関連の最初の統計だった著書は、私も学生時代に2単位講義を受けた早稲田大学理工学部電気通信学科教授の伊藤毅先生が書かれた、「音響工学原論」のようで、現在もアマゾンで上下2巻手に入りますが、幸いにも大学のサイトでPDF版が読めます。http://www.acoust.rise.waseda.ac.jp/publications/onkyou/onkyou.html
伊藤研究室は、私が卒論でお世話になった副島光積先生の研究室と同じ4Fの、ちょうど対角辺がわにありました。
副島研の横は、あとで電子通信学会会長になられた堀内研やその先にはお仲人をお願いした香西寛先生の研究室、早大総長になられた清水研がありましたね。
論文もwebに掲載されていますが、s44年からしかないので、スピーカーの研究などはすでにテーマではなくなっているようです。
同窓の大塚君や、卒業後SONYに入りスピーカーを作っていたが惜しくも自転車事故が原因で数年前に亡くなった福田裕君が先生と共著で出した論文が見られ懐かしいです。
さらに論文を見てゆくと、1bit高速符号化やΛ∑変換の論文が多くあり、日本がリードしたのでしょうかAD変換やDA変換に研究室も貢献していたのだとわかりました。 今はDACで日常使用する技術ですね。
http://www.acoust.rise.waseda.ac.jp/index.html
ノスタルジアにふけるのはこの辺にして、更にホーンの形状に関する文献を探します。
1)「幸せの黄色いホーン資料室」にあった、アルカテルの複合コニカルホーンとその、DIY版の紹介です。http://kiirojbl.blogspot.jp/2013_02_01_archive.html
複合コニカルは私が11枚の集成材を張り合わせて疑似曲面を作ったのとは異なり、直線の組み合わせなので、基本的に作り易いし、偶然にもドライバーが同じBMS4592ndなので紹介しておきます。
2)アバンギャルドのスピーカの設計の記載がありました。
http://www.phileweb.com/review/closeup/g2/history.html
ここでは、開口面角度が45°のフルホーンではなく、90°まで開く(原文は180°)のが良いとされた設計になっていること、キャパシターを厳選してHPフィルター(6db/oct)としているが、100vをかけて、ひずみをさけているとか。
このブログでも紹介したJBL特許のチャージカップルと同じ発想だと思われます。
さて、このブログを書き始めた目的の、開口面がホーンのfcを制限するかどうかについては、まだ適当な資料が見つかっていませんが、みなさんのほうで、何か資料があれば教えてください。
例えば亡くなった瀬川冬樹さんのステレオのテクニックhttp://www.audiosharing.com/people/segawa/technic/technic_25_1.htmには、
「ホーン・スピーカーの低音の限界は、ホーン開口部の周囲の長さが、波長と等しいところまで、と決まっています。」
と記載があります。
また亡くなった高城重躬さんの本にも同様のことが書いてあったように思います。
しかしハイパボリックホーンやエクスポ-ネンシャルホーンの理想式(理想ホーン)にはこういう項目はないのでもう少し調べてみることにします。
この関連の最初の統計だった著書は、私も学生時代に2単位講義を受けた早稲田大学理工学部電気通信学科教授の伊藤毅先生が書かれた、「音響工学原論」のようで、現在もアマゾンで上下2巻手に入りますが、幸いにも大学のサイトでPDF版が読めます。http://www.acoust.rise.waseda.ac.jp/publications/onkyou/onkyou.html
伊藤研究室は、私が卒論でお世話になった副島光積先生の研究室と同じ4Fの、ちょうど対角辺がわにありました。
副島研の横は、あとで電子通信学会会長になられた堀内研やその先にはお仲人をお願いした香西寛先生の研究室、早大総長になられた清水研がありましたね。
論文もwebに掲載されていますが、s44年からしかないので、スピーカーの研究などはすでにテーマではなくなっているようです。
同窓の大塚君や、卒業後SONYに入りスピーカーを作っていたが惜しくも自転車事故が原因で数年前に亡くなった福田裕君が先生と共著で出した論文が見られ懐かしいです。
さらに論文を見てゆくと、1bit高速符号化やΛ∑変換の論文が多くあり、日本がリードしたのでしょうかAD変換やDA変換に研究室も貢献していたのだとわかりました。 今はDACで日常使用する技術ですね。
http://www.acoust.rise.waseda.ac.jp/index.html
ノスタルジアにふけるのはこの辺にして、更にホーンの形状に関する文献を探します。
1)「幸せの黄色いホーン資料室」にあった、アルカテルの複合コニカルホーンとその、DIY版の紹介です。http://kiirojbl.blogspot.jp/2013_02_01_archive.html
複合コニカルは私が11枚の集成材を張り合わせて疑似曲面を作ったのとは異なり、直線の組み合わせなので、基本的に作り易いし、偶然にもドライバーが同じBMS4592ndなので紹介しておきます。
2)アバンギャルドのスピーカの設計の記載がありました。
http://www.phileweb.com/review/closeup/g2/history.html
ここでは、開口面角度が45°のフルホーンではなく、90°まで開く(原文は180°)のが良いとされた設計になっていること、キャパシターを厳選してHPフィルター(6db/oct)としているが、100vをかけて、ひずみをさけているとか。
このブログでも紹介したJBL特許のチャージカップルと同じ発想だと思われます。
さて、このブログを書き始めた目的の、開口面がホーンのfcを制限するかどうかについては、まだ適当な資料が見つかっていませんが、みなさんのほうで、何か資料があれば教えてください。
7 件のコメント:
ホーンの理屈を解り易く教えてくれる「解説書」欲しいですネ。
以下の書籍はご存知でしょうか?
「スピーカーシステム製作集」
1989年ラジオ技術
小島靖一氏(特許有り)
『縮小形ホーン・スピーカーの原理』
5頁
「'68ステレオ リビング・テクニック」
誠文堂新光社・無線と実験編
『ホーンの設計と実際』
吉村貞雄氏(YLの社長)
12頁
目的に適った物なのかは解りません。
ご希望が有れば写しを取れますので、お声掛け下さい。
鮫猫BBMさん
いつも、コメントありがとうございます。
私も、このブログのあと、もう少し自分で探してみてからと思って、中低音ウッドホーンの検討(10)にたどり着きました。
小島さん、吉村さんの結論と同じでしょうか。
私の検討によれば
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n142074
f0はホーンの長さによります。つまり波長がホーン長さ以上になると、ドライバ部分のインピーダンスが下がってきます。
シミュレーション済みです。
いろいろ検討しましたので参考に
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n238558
いろいろ検討しましたので参考に
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n238558
上の検討でEXPホーンが直線ラッパに比べて,ドライバ部分で、5倍も音響インピーダンスを上げられることが分かりました。
開口部の大きさはf0には関係ないはずです。
もし、1つのホーンの中に仕切りを入れても何も変わらないと思います。それなら、その仕切りから、2つに分けても同じです。
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