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2023年5月1日月曜日

スイス旅行(2)

 4日目 23

5時半起床、朝食前にマッターホルンの朝焼けを見にゆく為、ロビー前に添乗員以下十数名集合。

橋の上の観測点から望んだが、雨雲が低く全く山が見えない、残念。



木村添乗員から、よく見えた朝の写真をエアドロップで受け取った。    天気よければこのように見えるらしい。


今日は8:30出発で、ロジナグラード鉄道はアプト式で3131mまで上がる。



高山病にならない為、ゆっくり歩きおしゃべりしすぎない事が大事だと。
晴れていれば29あるイタリアの4000m級の山が見えるはずだと期待。
鉄道は9190m標高差1600mとの事で、途中駅数ヶ所、スキー客が乗降。 マッターホルンはまだ見えない。



頂上駅まで到達しても、マッターホルンは最後まで見えなかったが、左側のモンテローザ4634m及中央の氷河と右側ディスカム4524mはほぼ頂上が見え写真も撮れた。

展望台頂上では、風も強く傘は難しく持参したカッパが活躍した。
10:43
で電車はゆっくりとしかし突然動き始めたが、降りるというか席を立つと落ちそうな急傾斜だ。  
窓の外の斜面は上級のスキーヤーが上手に滑走していた。


午後は昼食後、自由行動を選択して、教会、外国人墓地、



マッターホルンミュージアム、スーパー(coop)ウインドショッピングなど3時間ほどツエルマットの街並みを散策した。


特筆すべきは、マッターホルン博物館であった。

マッターホルンでは今でも登頂に犠牲者が出るが、この最初の登頂、その後ルートを変え困難な登頂にどれほどの人が挑戦したか、その歴史を展示する博物館でした。
最初の登頂者7名中生還したのは3名で1名は行方不明、3名の死者には有名なザイル切断が起因した人もあり、そのザイルの展示もあった。 
素人目だがかなり細いザイルに思えた。  
これらが地下1Fから3Fに展示されており、映像の展示もあった。 
夕食はホテルで会食。


5
日目 24
5;45
起床、食後7:30出発。
ツエルマットから鉄道でテーシャに、その後バスで前々日のSaas-feeからのコースを戻ってさらにSimon経由シャモニーに移動。

途中葡萄畑を通り、両側にはアルプスの山々を抜けて退屈しないコース。



シャモニーから、ゴンドラを2台乗り継いで上がるが、すぐに雲に突っ込んで山肌は隠れあたりは雪で一色、視界が無くなる。




ここには9年前の夏に来ているが、少なくとも最初の一台目ゴンドラまでは全く雪がなかったような記憶あり。
ゴンドラの最後はすでに零下15°の世界で、エレベーターで上がってエギーユ・ドウ・ミディ展望台につく。 下の写真は、最後のゴンドラとエレベータの間の地下道。



案の定、右も左も真っ白な雲状態だったが、少しすると奇跡的にモンブラン方面の雲が消えて20分程度山頂まではっきりと見えた。 




なおマッターホルン方向は全く見えなかったのは残念。  前回のようにマッターホーンは見えなかった。

2007年にみたマッターホーンの写真を以下に示す。



昼食はシャモニーに戻り15分以上歩いて日本食屋でサーモンのグリルと冷製茶碗蒸しを食べ久しぶりの日本食。 シャモニーの街はやはりおしゃれだ。



食後は元来た道をバックして、レマン湖(スイスとフランスの国境にあり上流はロッテン川の淡水湖)まで。  なおカエサルの書いた書の中にレマン湖の名があるそうだ。
シオン城を通過して、モントルー市を通り過ぎ、右側は葡萄畑(ラボー地区世界遺産)となり、その後しばらく普通の高速道路を走る。
グリュイエール湖を右側に見て通過し、30分ほどたってアーレ川を渡って首都ベルンにはいり少し渋滞に巻き込まれた後通過し、再び高速道路を走ると両側が雪を被ったアルプスの山々。
トウン湖を左に見て対岸にはインターラーケンの町がある道をすすみ、ウィルダースウィル方面へ、インターラーケンの町を過ぎて山道になるとメンヒが右、アイガーが左奥に見える。


夏は雪がだいぶ無くなるので今が美しい。 アイガー北壁は左側に見えてくる。
グリーンデルバルトはアイガー他登山の拠点であり、2021年にできたアイガーイクスプレス鉄道もあるが、町の開発の歴史は古い。
1049m
のサンスターホテルに宿泊。アイガー北壁の真下に位置しており、到着時はまだ明るく北壁を見上げた全景は圧巻。



また夕食はホテルで20:00からだったが北壁をガラス越しに見上げて素晴らしい雰囲気であった。


6日目 25
7:50
ホテル発、雨が本降りで昨日とはうって変わって、アイガー北壁は下から見えなかった。
アイガーエクスプレス(ゴンドラ)で上がる。


雨から雪に変わり周囲の景色はほとんど見えない。
ゴンドラ終点のあとは、2021年新設のアプト式の鉄道ですぐにトンネルに入る。


時間がありアイガーメア駅で下車して写真を撮るが、そこは標高3100mの場所で、 メンヒ山頂の真下だとの事。

ユングフラウヨッホ駅(3454m)に到着。

エレベーターで約200m上がり、3600mのヨーロッパ最高のスフィンクス展望台に到着。


酸素が薄く階段では息が切れるので、皆無口で絶えず深呼吸し必死で歩行。
展望台は周囲がガスで真っ白で残念ながら山は見えなかった。



展望台とエレベーターの間には、色々な展示があり、
ユングフラウ登頂の歴史(マッターホルン博物館と同様な歴史展示)
氷河をくり抜いてトンネルを作り、人を通して直接触れるようにしている。  外壁を触っても溶けないし、歩いてもあまり滑らない!



登頂で犠牲になった方々の名札



途中、メンヒ、ユングフラウが見えて、その間に濃い青のヨーロッパ最大のアレックス氷河も見ることができた。  


11:17の電車で駅を出発して11:54クラウネハイゼック駅に到着。
駅より雨の中ドン湖(Thun)、インターラーケンを経由首都ベルンに向かう。
ベルンはスイスで四番目12万人の町。皮のなめし業が中世の産業で、ベルン旧市街が世界文化遺産でユネスコ登録されている。

 


 

ベルン到着後バスで、連邦院国会議事堂、カジノ予定地、などをバス内から観光した。


1970
年?に再現された時計塔を見学するがちょうど4時になり、からくり時計が動くのを見ることができた。




時計塔の前の石畳道を歩くと11の噴水があり、最初は熊の顔の騎士の噴水で始まり最後が目隠しをした女性の噴水。



その後熊野公園があり二匹のクマがいた。  
ベルンの観光を終えて、一路チューリッヒへ、高速に入るまで少し渋滞になった。
18:25
頃、チューリッヒの中心から20km程度の高速の両側に突然数十の国旗と見窄らしい平屋が出現、難民キャンプだろうか?
スイスの高い物価、日本と比して高いGDPと伸び率の源泉がどこにあるのか調べてみたい。



7
日目、8日目 26日、27
9
時ホテル発、空港間近の駅のためすぐに空港に入れたし、チェックインもスムーズで、ワインを買い足して12:45搭乗、13:00過ぎに定刻でチューリッヒを後にした。 

帰りは、時速100kmを越える偏西風に乗り時速1000kmを越える場合もあり、12時間後に成田に到着した。

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