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2014年8月23日土曜日

中低音ホーンの製作(7) 設計案ー7

少しずつ設計の変更をして、やっと以下の設計変更案ー7に行き着きました。
ほぼこれが、最終設計のはず、そうなってほしい。

前の設計との相違点は以下のとおりです。

ホーン長を15cm長くしたが、J-Kあたりの幅が必要なだけ足りない。

音道を短くして幅を確保すると、今度はfcを変えないとつじつまが合わなくなる。

などなど、あるべき設計を実際に図面で確認すると、実現不可能で少しずつ微調整をしなければならなかった。


表ー7設計変更案ー7

音道 (cm)fc(カットオフ周波数)
50hz+63hz
理論値設計値誤差場所内幅         (cm)内高さ      (cm)
開口面積(cm2)
04.9   a2.22.2
96.523.5 23.7 -1%b96.54.35.5
10126.0 25.9 1%c101.04.75.5
15062.7 62.7 0%d150.011.45.5
198157.0 158.0 -1%f198207.9
206188.0 188.0 0%G206209.4
218248.0 248.0 0%G'2192012.4
243445.0 446.0 0%h2432022.3
265744.0 744.0 0%I2652037.2
2841158.0 1050.0 9%I'2862052.5
2941461.0 1430.0 2%J3002655
3182549.0 2368.0 7%K3253274
3353797.0 3796.0 0%L3505273
3505347.0 5200.0 3%M35952100
3708519.0 8900.0 -4%N37989100

この場合でも、理想開口面積を音道の全長で確保する事は困難でI’点(286cm)とK点(325cm)でそれぞれ、9%、7%の誤差が出ますが、やむを得ないとします。

この案ー7をホーン図面の平面図と側面図に落として、各部の寸法を調整しました。

以下写真2枚のとおりです。

まず、写真ー1が、平面図。

続いて、写真ー2,3が側面図(X-Y断面)です。



3枚の写真共に、音道を赤の一点破線として、ドライバーユニットからの距離を入れました。

例によって、大変見にくい写真で恐縮ですが、パソコンでご覧いただくときに、ディスプレイの輝度をもっとも明るくしてみていただければなんとかわかります。

これから、各部の板取図の作成に入りますが、左右対称であっても、直方体でないのでそれぞれ別に図面を作らないと、2枚同じでというわけにはいかない?のがまた大変です。


 ところで、最近高等学校同窓のWさんがこのブログを見て叱咤激励のメールをいただきました。

有難うございます。

ともかく何とかして作ってみますよ。

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