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2017年1月19日木曜日

マルチチャンネルアンプの設計(1)

今年の目標の一つがマルチチャンネルアンプの設計と製作です。



私の現在のスピーカーシステムは、自作で

①ウーファー :FW305ダブルを200Lの箱に装着。

②中低音 :YL-750002台を全長295cm、Fc70hzの折り曲げ木製ホーンに装着。

③中高音&高音 :BMS4592ndドライバ2台をFc290hzの木製ホーンに装着。

という3.5Wayです。



なお、②は無線と実験2016年5月号、③は2017年2月号に掲載していただきました

ので、機会があればご覧ください。






写真ー1 スピーカーシステム





写真ー2  アンプ、チャンネルデバイダーなど





このスピーカーを駆動するアンプは、LPプレーヤーの下の段のチャンデバの上にある、

TA-2020というD級パワーICを使用した中国製のアンプ3台です。

どうも高域の伸びキレ、特にバイオリンのつややかな音色が出せないです。





これを解決するために、歪の少ないアナログアンプを作りたい。



世の中の、自作の流れは圧倒的に真空管アンプですね。

無線と実験という雑誌では、真空管アンプを毎月異なるバルブで製作記を発表される方が

4名ほどおられ、かたや石(トランジスタ)のアンプを発表される方は1~2名。

教横浜図書館を見てきましたが、真空管アンプの本は5~6冊ありますが本格的な石の

アンプは見当たりません。





私は更に、違った設計をしてみたいと思います。



アナログ回路のパワーICで、それも小出力のものを使用したいと思います。

事の発端は、Facebookのオーディオマニアで栗山さんとシステムについて議論する

中で、私のシステムを知っている彼が、小出力のマルチアンプが良いのではと言ってくれた。


皆さんも良くご存じのB&W805を調べてみると、HPによれば能率は88dbであり、

推奨するメインアンプは50~120Wです。

一方私のウーファーは95db、YLホーンは107db、BMSホーンは118dbなので

ウーファーには、8~20W、YLホーンには、5~12W、BMSホーンには0.5~1.2W

あれば良いこととなります。





回路として適当なTRを使ってディスクリートで設計することは考えられますが、数年前に

DACをくみ上げたものの、搭載部品200を超えると完了してもすぐに動作せずやっと

2週間後に、半田ではなくコネクター不良だったことが判明した事がトラウマになってる。


粘りが無くなってきているので、パワーICを使用して困難さを軽減したいが、性能は

犠牲にしたくないです。





http://www.indexpro.co.jp/Category/116 には、Audio用アナログアンプが掲載されています。

調べてみると多くは、カセット用などの簡易アンプ用ですが、中にはカーオーディオ用

などでは、10kzの歪率でも0.1~0.3%の性能のものもありますし、何しろ安いです‼





次回は、選択したICの放熱設計と、電源について検討結果を予定します。









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