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2011年12月3日土曜日

ウッドホーンの設計図面

今回BMS4592NDを装着した、2インチスロートウッドホーンの図面を以下に示します。
ついでに、次回作るならば、このあたりを気を付けて作るという反省の箇所も付け加えます。

なお、制作費はソフトメープル21mm厚の集成材の場合で、片ホーンあたりスロートアダプターを入れて46、000円程度です。  市販の2インチ用ホーンは相当かかりますから安くできました。

皆さんが良く見られるウッドホーンは横長の設計が多いですが、上面と下面のホーンの曲線を作るには相当の鉋がけが必要で、電気鉋でないと無理ではと思います(やったことはないですが)。

一方本報告の構造は、曲線を作るのも(正確には11辺の直線で擬似曲線)、全て東急ハンズで加工を頼むのでこの手間はありません。

最初に、11片×4個の設計図の左半分を示します。  大きいので2分割して次の写真②と両方で全体を示します。

写真①を示します。

写真中右下に①というドライバーユニット側の木片の平面図がそのあり、その左横が側面図です。

以下その上の図面が木片②、③・・・となりますが、写真の関係で次の写真に移ります。



この写真②は、上の写真の片側半分です。


このホーンの短所は、4枚のホーンを構成する板の接合部をピッタリト合わせることがなかなか難しいところにあります。 

上の写真③をご覧いただいて、これは美しくないと思われればこの方法は取らない方が良いかもしれません。

写真に見える板の接合部の隙間を縮めるには、写真①、②で示した木片の寸法を調整すれば1-2mmの誤差まで追い込めるかもしれません。

それには数組み製作しないと良いかげんのところが分からないでしょう。

私は自室で、ほとんど私だけが楽しんでいるのでこれで良しとしました。



写真④には、ホーンの側面図を示しました。 

なお写真④で示した右端にホーン側受け板と、スロートアダプターが付きますが、図面上にはありません。


写真⑤には、スロートアダプター(左)と、ホーン側受け板を示します。 

左右2組みずつ必要です。  左側のスロートアダプダーは上面の開口部は真円ですが、反対側は正方形になります。

右側のホーン側受け板は、片面はスロートアダプターにピッタリサイズを合せ、反対側はホーンの形状にあわせてなめらかに加工しました。  どうしても1-2mmの狂いは出てきたので。

ホーンの中や、側面を手で叩くと、根元に近いところはコツコツという音で共振はしそうにありませんが、外縁はコンコンと音がして、多少は別として、多分共振の原因になると思われます(使って見て共振しているようには思えませんが)。

現在、測定用マイクを調達中で、周波数特性と共に共振につていも測定し、問題があればデッドニングするつもりです。 ← 2012年3月現在、問題は発生していないです。

秋葉原の小泉無線で聞きましたが、鉛テープ位しか良いものがなさそう?  

少し軽くて効果があるかは分かりませんが。



30cmバックロードホーンウーファーについては、長岡鉄男先生の「オリジナル・スピーカー工作45」のP162の設計をそのまま使いました。 

世の中では、フルレンジは別としてウーファーにバッククロードホーンは合わないとという事になっている?  

でも私の部屋ではフロントロードはまず奥行が無理なのでバックロードでチャレンジします。

皆さんと同じことをしても面白くないですよね。

なおこの図面(バックロード30cm)にはミスプリが1箇所あり700mm→500mmとなっており、東急ハンズでも誤って切断されてしまいました。  スピーカーの裏板なので、張り合わせて使っています。

販売された本の図面は、HPへは掲載はできないルールですが、もし必要な方はお申し出くださればお送りしましょう。

そうこうするうちに、コンデンサーマイクECM8000(Behringer)が届きました、

が、なれないもので電源と、I/Fコードは一緒に頼みましたが、更に延長コードが必要なようで、週末に測定をするのは難しそう。。。。


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