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2011年12月29日木曜日

3Way ネットワーク(アッテネーター調整とチャージカップル回路実装)(3)

12月は良く首都圏以外に行きました。  

景気が悪いので来年もよろしくお願いしますとご挨拶に、仙台、名古屋、大阪2回ですか、懇親会(忘年会)も多かったな。

やっとネットワークの改良?を再開です。

回路はこんなもの・・・ 

アッテネーターの変更と、チャージカップル回路の追加ですがRはすべて値が変わり、Cも分割する事になるので、基盤から全面変更です。

チャージカップルの2チャンネルの記事を見てゆくと、2002年4月16日にJBL4425mk2の回路についてJBLに問い合わせた方がおられて、その時のJBLの返答を書かれています。

そのまま以下に引用すると、

「お問い合わせの件、チャージカップルの回路についてですが、これはHFのネットワーク回路内キャパシティーにバイアスをかけて信号通過時の歪(実際は顕微鏡的な部分です)を生じさせないように考案されました。  回路上では電流はほとんど流れないように設計されています。  キャパシティーの種類はフィルムタイプを使用しております。  抵抗はセメントタイプです。  回路定数は公表しておりません。」

抵抗値ですが、ネット上で調べるとJBL Poject EVEREST DD66000のマニュアルが見つかりその中を見てゆくと2.2MΩを使用していることがわかりました。  でもこのあたりでは1Mも2.2Mも変わりませんからIMΩとしました。 

なおマニュアルには、「電池が切れても音は聞こえるが新しい電池に交換したあとには、バイアスネットワーク回路の歪低減効果を実感されて驚かれることでしょう。」と書かれてあります、期待しましょう。

電池は9Vを1個使用、同一電池からスコーカー、ツイターに供給してよいのかという議論もあったようですが、ほとんど電流が流れないので無視できるでしょう。 JBLも電池1個ですが、最新の設計では100Vを整流して9Vを作っているようです。

基盤上のR、C、電池はこんなところで(配線前ですが)です。  電解コンデンサーは一応オーディオ用で、私の自作DACの出力側にも同じのが載っているので、ネットワークでも許されると思っています。




新しいネットワークで聞いてみました。

アッテネーターを変えたので、スコーカー、ツイターがウーアーと同レベルに持ち上がったのがよくわかります。

最初はバイアスをかけずに、Saving all My Love for You(by Whitney)を聞いてみました。

次に、バイアスをかけてみると何かもう一つクリアーな、ダイナミックレンジが広がったような気がします。

簡単な回路なのでみなさんも試されてはどうですか(一応自己責任ですよ)。

なおこの回路設計はJBL社が特許を持っており、自作以外ではJBLを聞くしか方法がないので、この辺が自作の醍醐味ですね。



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