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2014年3月21日金曜日

無線と実験とラジオ技術2014.4月号とオーディオ履歴

無線と実験、ラジオ技術、どちらもオーディオ趣味の方にとって欠かすことのない月刊雑誌でしょう。

私は、学生の頃は、無線と実験は高級路線過ぎて敬遠し、ラジオ技術を読んでいたように思います。

小学校ではクラシック、中学校にジャスの好きな友人神谷がいて、ジャズ、高校でフォーク&カントリー、大学以降にポップス、演歌とジャンルが加わりましたが、レコードをコロンビアのステレオで聞いておりました。

高校時代には物理部という名前の、ラジオやアンプを作る同好の士が集まる部におり、6BQ5シングルや、FM東海の実験放送が日本では最初ですが、電波を吹き始める直前に、確かラジオ技術に載っていた製作法を見て、IFT(中間周波数変換TR)など買い込んで作って学園祭に展示した思い出があります。

大学に入学して、上京しましたが、私が住んだ雑司ヶ谷、その後の早稲田鶴巻町の下宿は狭く勿論スピーカーなどおけなかった。

しかし、雑司ヶ谷の下宿は、場所が偶然にもSTAXの本社のすぐ近くで、何度も聴きにいった。

同社は現在も良い製品を出し続けていますが、当時はヘッドホーンより、平面型静電スピーカーが有名でした。
私も最初はそれを聴きに行ったが、SR-1という同社の最初のモデルの音が素晴らしく、このアンプを6BQ5PP、電圧増幅型で製作し、卒業後もしばらく聴いていました。

回路をどうして知ったかは覚えておりません。  

もう一度作ってみたいと思います。

大学2年に家族も転勤で上京してきて、部屋が広くなったので、自家製の箱に、ターンテーブルはCEC245、アームがグレース540、カートリージがオーディテクニカAT3、プリメインは自作で聴いていました。

それから、海外勤務も続き、タイにプレーヤーを持って行ったが、ついに荷物も多くなり、あまり聴かなくなって、すべて廃棄した時期もありました。

再開したきっかけは、私の義理の弟がずーっとオーディオマニアで、バックロードホーンをいくつも作っておりその音を聴いたのがきっかけです。

30年以上断ち切っていた、世界に再び入るには情報が必要で、それを与えてくれたのが今回はMJ無線と実験でした。

便利だったのは、グーグルの検索で、知りたいことを検索すると、無線と実験にぶつかって、横浜市図書館で借りては必要な部分をコピーする。

B5紙ファイルにして、10冊ほどになり、ウッドホーン、アンプ、DACなどなどももう一度おさらいをしてという感じでした。

その後、3年以上、毎月購入するようになりました。

その頃、何故かラジオ技術には戻らなかったが、ラジオ技術の方は発行部数も減ったようで、街中の店頭には見えなくなった。

先週、豊洲から五反田に帰る時間が昼休みにぶつかり、ちょって秋葉原に。

駅前の部品店街の中に専門本屋があり、店頭にラジオ技術2014.4月号があったので購入。


非常に興味を引いた記事は、塩田 春樹さんが書かれた、「6BQ5単段作動A級PPアンプ」です。

片CHの部品が、トランス1、真空管2、OPアンプ2、3端子レギュレーター1、NFB発信防止用コンデンサー1を除くと、12-13ケの抵抗だけ。

NFB無で、ひずみ率が0.1%以下、NFB13dbをかけるとなんと1khzのひずみ率が0.03%で4wまで出せるという。  A級動作なので、出力は制限されます。

出筆者ご本人も書かれていますが、管球式アンプとしては稀な超低歪みアンプがシンプル、無調整でできるそうです。 

私は、まだ実現していない課題が大変たくさんあってとてもこれをできませんが、興味のある方トライされてはいかがでしょうか。
 

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